島本和彦,読書アオイホノオ,マンガ,ヤングサンデーコミックス,小学館,島本 和彦

アオイホノオ1

これって、わたしが1番マンガを吸収していた時代だなぁと思います。
その時代のわたしよりも、ちょっと年齢が上の人たちの物語という感じです。

主人公は、若き日の焔燃。
なにをするわけでもなく、でもわけのわからない自信だけはあり、選ばれた物の恍惚と不安の間をいったり来たりする。

この「なにをするわけでもなく、でもマンガ家になろうとしている」というところのせいかもしれませんが、なんとなく、わたしには、「男おいどん」を思い出させました。

まぁ、「男おいどん」は、すごく一般にわかるようにかかれていますが、こっちは、オタクの心をとらえるようにかかれているという違いはあるのですが。

若き日の庵野 秀明監督や、ガイナックスの人たちが出てきたり、その頃連載されているマンガが出てきたりと、かなり楽しめます。
そうそう、「みゆき」だよなぁとか、おぉ、「うる星やつら」とか、矢野 健太郎だ!とか(笑)

そして、トンコさんが、なんていうか何でも理解してくれて、少年の日の幻想というかなんというか、メーテルみたいだと思いました。

楽しいです。デビューまでの物語になるんでしょうか。

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新吼えろペン9

真実なんてどうでもよくて、欲しいのは刺激的なストーリーだけというマスコミが多い。
そして、それに踊らせれている人も、多い。

自分はどうかというのは、見直していかないと行けませんが。

島本和彦,読書アニメ店長,一迅社,島本 和彦,ZERO-SUMコミックス

アニメ店長3

みんなにフレンドリーなアニメイトに成ればなるほど、兄沢のキャラクターがいらなくなっていくという……。なんて恐ろしい話なんだ。

いや、わたしは、殿鬼さんの

「何も失わずに…」

という意見にわりと賛成。

何かを失ってもいいから、欲しいと思うぐらいでないと……。

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新吼えろペン8

今回、最後のふろしきのお話は、もう、素晴らしかったです。
本当に、わたしも「からくりサーカス」の最終幕がはじまったときは、思いましたもの。

「あぁ、これは、たたみきれない……」

まさか、最終幕がそれから12巻も続いて、そして、最終幕が終わってさらに15巻も続いてから、終了するなんて、思いもしませんでした。

でも、これも、熱い思いがあったからこそなんだなぁ。

ふろしきは、こんなふうに大切にたたんで欲しいものです。

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新吼えろペン7

「燃えろペン」ではなくて、「吼えろペン」なので、ある程度しかたないかと思いますが、炎尾 燃、前に比べると熱さはなくなり、状況に流されやすくなったかも……。
というか、ジュビロとかでてきたら、あっちの方が熱そうだし。

まあ、だからといって、おもしろくないかというとそんなことはなく、すごい限定された小ネタは、島本 和彦は、やっぱり、上手いです。