ブラック・ジャック創作秘話2 手塚治虫の仕事場から
持っている熱量が、人とは全然違う人。
恨んでいる人も、あこがれている人も、なんであれ近くにいる人を無理矢理巻き込んでいくむちゃくちゃなパワーのある人。
それが、手塚 治虫。
もしかしたら、手塚 治虫というのは、人の名前ではなくて、その熱量そのものなのかも。
布団に入って、内緒で原稿描きとか……。
存在そのものが、もう伝説。
手塚伝説。
おそらく、手塚 治虫が生きてたら、怒ると思います(笑)ものすごい下手な絵で、ものすごく泥臭い。
でも、たぶん、この絵と同じぐらいの泥臭さのなかで、描いていたんだろうな~。
この無理矢理人を巻き込まずにはいられない熱量。近くにいたら迷惑。でも、魅力的。
それが天才。
よく伝わります。
ものすごいスピードで読めます。
まあ、格闘マンガ全般が、そうなんだけど。
もちろん、絵を1つ1つじっくり見れば、発見することも多いのだと思いますが、わたしの読み方では、本当にアッという間です。
でも、スピードにのった物語なので、このすピートが感がいいんです。
読みきり形式のストーリーマンガということで、盛り上がり的には、イマイチな部分もあるのですが、いろんなバリエーションのお話が読めて、この物語には、この形が正解のような気がします。
あと、1巻。
あんまり盛り上がる展開には、ならなさそうな感じが……。