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エア・ギア 超合本版1

1冊に5冊つまっている超合本版です。
おなじく合本版の「まじかるタルるートくん」が、あんまりのノレなかったのでちょっと心配していたのですが、コッチは、大丈夫でした。

むというか、連載はじめの方は、本当にいろんなことを好き勝手にいれているなぁ思います。回収されなかった伏線とかも多いのですが、まあそれでも、後に活きていく設定もけっこう散らされている。その勢いが、週刊連載の魅力になっていたんだなぁと思います。

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バイ オーグ・トリニティ13

ん?
ループを断ち切ろうとした話を知っているぞ……。
と思って、考えていたら、たがみ よしひさの「化石の記憶」だった。1985年。ループ物なんて言葉ができたのは多分2000年代だと思うから、その天才に震えます。
まあ、あれは今回ループから逃れることができなかった。でも、なんかいもループするうちにきっとほころびが……。それを信じてループを続けようみたいなラストでした。

で、そのループを回避するほころびはなにかという、たがみ よしひさが出した宿題を、延々と探し続けることで今のループ物の流行があるのかもしれない。
これも、そんな話の1つじゃないかと感じながら読んでました。

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バイ オーグ・トリニティ12

なぜ、世界がループし続けているのかの謎が、最後の最後にドンデンととけます。
でも、無限ループに閉じ込めたはいいけど、いっつも最悪なルートを通らないといけないループなんだよなぁ。

じゃあ、これがつらくないループなら正しいのか?

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バイ オーグ・トリニティ11

この話の流れだと、穂坂をそこまで信じて大丈夫かという思いはあります。
それでも、藤井は、なかなか真っ直ぐに信じていく。そこは、ものすごく気持ちいいです。

愛が全てを壊して、愛が全てを創造する。

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バイ オーグ・トリニティ10

訳がわからないなりに、いろんなことが見えてきて、ちょっと面白くなってきた。
これは、後半戦は、けっこう期待できるかも。

自分の望む未来は、多分、自分のエゴでだれかを傷つける。

その傷つけることさえも、物語は包み込んでいくことができるのか?