透明人間 江戸川乱歩全集16
透明怪人
「よんじゅうめんそう」ではなくて、「しじゅうめんそう」なのだよ。
いやぁ。「幻の女」なみに強引なトリックだ。
しかもなんか、まだとけていない謎もあるような……。
しかし、敵は二十面相以外にいないのだろうか。
怪奇四十面相
ポストと本の背表紙は、素晴らしい。
ブラボーー!!と笑ってしまいました。
これは、王道っぽいお話でいいですね。
まあ、小林少年が活躍する分、二十面相というか四十面相の方は、だいぶん間抜けになっていますが。
しかし、髑髏な人たちは、なんであんな格好をしていたのか……謎だ(笑)
宇宙怪人
はじめのうちは、SFだったらどうしようと、ドキドキしました。
なんせ、全世界規模のスケールですから。
犯人は、あいつだろうと思いつつ……どうやって説明するんだろうかと、ちょっと心配までしてしまった。
しかし、このテーマは、けっこうすごいですよ。この時代から、このテーマってあったんですねぇ。
ふぅ・うぉっち・ざ・うぉっちまん?
畸形の天女
これは、続きがよみたいなぁと感じさせられる一編です。
リレー小説は、多分、1番最初を書くのが、1番楽な気がします。
タイトルも、惹かれます。
女狐
うーん。
こっちより、「畸形の天女」の方が好みです。
やっぱり、基本的にミステリー向きな読者じゃないな。わたしは。