デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士1
あぁ、これもいいですね。
茅田 砂胡は、児童文学の人ではなくて、ライト・ノベルの人なのだそうです。でも、そんなに差って、ないと思います。
近いなと思ったのは、竹河 聖の「風の大陸」かな。自分のイメージのなかでは、ティーエのいない風の大陸という感じがずっとしていました。
まあ、リィが、ティーエの役も、ラクシの役も、軍師の役もしている感じですね。
でも、こっちの方が、無骨な感じはするかな。
あぁ、これもいいですね。
茅田 砂胡は、児童文学の人ではなくて、ライト・ノベルの人なのだそうです。でも、そんなに差って、ないと思います。
近いなと思ったのは、竹河 聖の「風の大陸」かな。自分のイメージのなかでは、ティーエのいない風の大陸という感じがずっとしていました。
まあ、リィが、ティーエの役も、ラクシの役も、軍師の役もしている感じですね。
でも、こっちの方が、無骨な感じはするかな。
アラビアンナイト風の異世界に召喚された女の子のお話。
「魔法騎士レイアース」とか、「永遠の戦士」を思い出させる、ものすごくオーソドックスなお話です。
そして、みごとな、「行きて帰りし物語」です。
この人のかくのは、マンガだねぇと思います。マンガなりのリアリティや、おもしろさも、しっかりと入っている。でも、小説なところが、とってもおもしろいです。
では、以下ネタバレありです。
とりあえず、完結の8巻です。
もともとは、番外編としてかかれていたものですが、他の番外編とは違って、これは「その後」が書かれています。
完結が「とりあえず」なのは、、短編の番外編なんかが、まだ書かれているようだからです。わたしは、ちょっと時期をおいたら、また、ズラッと長い3人の女王の物語が読んでみたいなぁと思っています。
結局、ディー博士はなにをしているかとか、わかんないままですし。
まだまだ、世界には、神秘も、問題も残っています。
今回、かなり、SFによった作りになっています。
そのあたりの受け取られ方が、多少、心配でもあるのですが。
でも、ずっと読み継がれてきているので、そんな心配は不要なようです。
あぁ、外伝でこんなことをいうのもなんですが、これは、今までの「西の善き魔女」のなかで1番良いです。好きです。
まあ、障害の物語的(すぎる?)解釈というのは、あると思うのですが、それでも、これはいい話です。
ディー博士のことが、これだけ詳しくかかれたのもはじめてですね。
やっぱり、親としては、失格だと思います。自分の関心が、1番大事だし。
でも、この人が、エリディーンとどんな大恋愛があったのかというのは、けっこう気になるし、読みたいと思います。
次は、いよいよ最終巻。
さらに未来に物語はすすんでいくようです。
楽しみです。
ついに、世界の秘密があきらかに。そして、バードとフィーリの役割も。
かなり急展開で、事態も深刻なこの巻ですが、わたし読みながら、ずっと笑いっぱなしでした。なんとまあ軽やかに、荻原 規子は物語を紡いでいくんでしょう。
まさか、女王試験の行方があんなふうになるなんて思ってもいませんでしたが 、これもとても正しい気がします。
レアンドラ、アデイル、フィリエル。ライバルすらも味方につけてというのは、とっても正しい「女王試験」物語だと思います。
いやあ、女王試金石を今までフィリエルしかもっていなかったというのは、衝撃的でした。わたしが、読み取れてなかっただけか?
女王候補はみんなもっているんだと思っていました。なんで、3つもあって、しかも、もう女王ににならないような、オーガスタ王女とか、エリディーンとかが持っていたんだろう。
というか、いつ、受け渡しをするもんなんだコレは?
ただ単に、血族のあかしを立てるためだけのものならば、女王のところに1つあればすむ気もするし……。
とか、
結局、ディー博士は、どうなったのよ。
とか、
まだまだ、疑問は残っているのですが、そして、「これから」のこととか。
でも、ひとまずは、とてもきれいに物語がとじたなという気がします。
では、外伝に。