ぼくがラーメンたべてるとき
なんか、この題名からは想像できないような、乾いた無常観あふれる絵本でした。
絵本ですぜ。しかも、小学校低学年の読書感想文コンクールの課題図書。
……これを読ませて、いったい小学校の低学年の子どもたちに、どんな感想を書かせたいのか……。
最後の方でたおれているのは、「おとこのひと」ではなくて、「おとこのこ」なんですよねぇ。
世界の片隅で、いろいろなことが起こっている。それは、知っているけれど、想像するのは難しい。
だいたい、世界の片隅なんて、本当にあるのか?
どこが片隅で、どこが中心なんだろう?
結局、自分が中心でしか、人間は世界を捉えられない。