三国志3
ものすごーく、オーソドックスな「三国志」です。
寺島優なら、もっと崩してくるかと思ったのですが。
スコラ文庫からでてたのは、全部、メディアファクトリーから出直すのかと期待していたのですが、そういうわけではないようです。
実は、スコラのマンガって、けっこう雑なところが多いので、メディアファクトリーとか出直して欲しかったりしてたのですが……。
このあたりの作品は、「代表作」にはならないのかもしれませんが……でも、けっこう味があって好きです。
むかしは、前半の日本のお話はけっこう好きで、後半の短編はイマイチだとか思っていたのですが、今読むとそうでもないです。
カメラも、世代交代が速くて、もうデジカメが主流になってきつつありますが、それ故に、すごく時代を切り取っているなぁと思います
時代がしっかり切り取れているから、逆に古くならないのですね。
スコラ
発売日 : 1998-02
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と、適当なことを言って、士気をあげるのが重要(笑)
でも、勢いだけで、これだけ続くのは、やっぱり、時代もあるけれど、すごいものだと思います。
ヒットラーで、急に反応していますが、やっぱりそれは、主人公、他の人のことは、あんまり知らなかったんだろうなぁ……。
新選組を書いていくなら、色々な人にスポットを当てて書いていくよりも、この作品みたいに土方歳三なら、土方歳三にだけを追いかけていった方が、おもしろいのかも。
この場合は、おもしろそうなエピソードが、他にいっぱいあるので、ついつい寄り道してしまわないことがすごく大事ですね。
西郷さん、目つきこわい……。
なんか、山南さんが抜けたあたりで、いきなり終わり。
しかも、このマンガだと山南さんが抜けた理由が、なんかちょっと弱い。
もっとこう、常識人の山南さんが、許せないようなことが、積み重なったんだろうなぁと思います。
何よりも、敵よりも、見方に向けられたことの方が多い剣とか。
細かい話が多い割に、そういう積み重ねがないマンガでした。
イマイチ。