エンジェル・ハート11
この物語の雰囲気は、どこか知っているなぁと思っていたのですが、松田 優作の「探偵物語」1に似ているなぁと思いあたりました。
ハードな過去。そして、今は、ドブみたいな街を、その中で生きている人を愛している。
そんな雰囲気。
- テレビドラマの方ですね。 [↩]
作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。
この人は、あきらかに、後者ですね。
暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。
いよいよ、天授の儀。
宗武と激突、決着。
ということで1巻全部使っています。
でも、その進め方が、気持ちいい。というか、漢ですねぇ。
って、19巻と同じ感想を書いてみる。
でも、この嘘のつきかたが好きです。
巻末に、原 哲夫と池上 遼一の対談があります。これも、なかなか楽しい読み物です。
かなり、絵は硬いです。多分、イメージしている動きまではかけていない感じがします。
でも、それもまあ、持ち味っていうことで。
関羽、曹操も出てきて、三国志らしくなってきました。
いよいよ、天授の儀。
ということで1巻全部使っています。
でも、その進め方が、気持ちいい。というか、漢ですねぇ。
そして、拳志郎のお母さんは、なんで年を取らないのだろう……。