ノスフェラスへの道 グイン・サーガ97
実は、マリウスは、けっこう好きです。
ということで、今回は、ちょっと名誉挽回の巻でした。
ただ、あの詩は、あんまりにも解説しすぎで、ちょっとおさえた方がという気がしました。
ちょっと、リンダは、ほめられていますが、なんかわたし的には、計算高くなったなぁという感じがしなくもない。
久方ぶりに、マリウスに爆笑させてもらいました。
でも、ある意味、「自分」を探しているキャラクターの多いグイン・サーガのなかで、「自分」というものを1番よく知っているのは、マリウスなのかもしれません。
そして、ヴァレリウスは、いい人だ。
イシュトは、なんだか、すごく真っ当なことを言っているような気もします。
どっちにしろ、子どもは、大変だなぁ。という話。
はじめちょっと、「椿(カメリア)館の三悪人」みたいな話なのかと思ったのですが、アリド・ナリス、この人にかかれば、そんなカワイイ話になるはずがなかったですね。
あと、マリウスって、グイン・サーガが開幕した時点で、もう家出してたんですねぇ。
さすがに、90巻越えて、忘れていることも多いです。
謎がだいぶんとけてきたという感じですね。
うむ。やっぱりヒロイック・ファンタジーというのは、SFに向かっていくのか。