キャントストップ
次に遊んだのは、山登りゲーム「キャントストップ」です。
4つのサイコロを組み合わせて、山を登っていきます。
自分の手番で、何回でもサイコロをふってコマを進めていくことができますが、コマを1つも進めることができない目がでると、バーストしていまい自分のコマは、全員、山から落ちてしまいます。
バーストする前に、自分で宣言して手番を終了させれば、その位置で、コマをセーブすることができます。次回は、その位置から始めることができますし、失敗してもその位置からやり直すことができます。
一気に登って、ライバルたちを引き離すのか?安全に少しずつ確実に登っていくのか?
けっこう性格の出る楽しいゲームです。
まず最初は、ルール説明もかねてわたしから。
コロコロ。
「4つのサイコロを2つと2つに分けます。2つのサイコロの目は、足して考えます。
これやったら、『7』と『5』になるわけ」
うんうん。このあたりは、わかりやすいですね。
「山の『7』のルートと『5』のルートのところにコマをおきます。1だけ進めるわけです」
さて、ここからが、このゲームのちょっと変わっているところ。
「さて、実はこのゲーム、自分の番のときに、何回でも続けてサイコロをふってもいいのです。
じゃあ、おっちゃん、続けてみますね」
コロコロ。
「『7』と『9』。『7』のコースさっきのから1つ進めて、『9』のコースのところにコマをおきます」
ここまでは、安全。ここからは、危険がともないます。
「さて、これでコマが3つともなくなっしまいました。でも、ふりたいと思ったら、もう1回ふることができます」
コロコロ。
「こうやって、コマが動かせる限りは、何回も繰り返しサイコロをふることができます」
コロコロ。コロコロ。
「1つの場所でも動かせたら、OKです」
コロコロ。
「でも、これ見て。どう組み合わせても『5』も『7』も『9』も動かせなくなります。そうすると、今まで登っていたのは、全部、失敗になって、次の人の番になります。
次に自分の番がまわってきたら、またはじめからです」
でも、これではなかなか勝負がつきません。
「失敗する前に、自分で自分の順番をやめることができます。そのときは、今進んでいるコマのところに自分のマーカーをおきます。
そうすると、次、自分の番になったときは、そのマーカーのおいてあるところからできます。」
とひととおり、自分の手番で説明します。
「でも、おっちゃんは失敗しちゃったので、最初っからです。失敗のすることをバーストするって言うんだよ」
まぁ、実質、次の手番の子からスタートするような感じです。
でも、まだ、どれぐらいで止めたらいいのかわからないので、1まわりめというのは、割とバーストしまくるものです。
「では、またおっちゃん。サイコロ2つあると、『7』がすごく出やすいねん。だから、『7』に足をひっかけておくと、ちょっと安心」
てなことを言いながら、バースト(笑)
2回目、子どもたちメチャクチャ慎重です。わたしの場合は、せめて半分ぐらいは登りたいと思うのですが、もう、真ん中あたりのルートを2、3個登るとセーブにかかっています。
なかには、2回ぐらいふって(たしか、『7』のルートばっかりが4つぐらい登った)、
「ここでセーブする」
とか言っている子もいます。
オイオイ。けっこう一気に進んだので、残しておきたい気持ちはわかりますが、コマが3つ配置されない限りは、絶対にバーストしないんだよ。
「あ、そっかー」
ほんまにわかってんのかい!
3回目。
そんなセコセコといくなー。お手本を見せてやるぜー。
という感じで、サイコロを振ると、『7』のルートを一気に制覇してしまいました。
わたしって、スゴイ?
「1人の人がそのルートを制覇すると、後の人は、そのコースを登れなくなります。
そして、3つのルートを速く制覇した人が勝ちです」
と最後のルール。
もちろん、わたしは、ここでセーブ。
盛りあがってきたところで、
「ビンゴゲームがはじまります」
の放送が。
「あ、行かなくちゃ」
さすがの「キャントストップ」も、商品付きビンゴには勝てなかったようです。
向こうを見ると、女の子軍団も、ビンゴゲームに向かっております。
この間、ちょっとだけ、会場の人が減りました。