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スクイント

大人のゲーム会も、数えてみるともう4回目。
知り合いの方も、だいぶん増えてきて、いっそうゲームも楽しくなってきました。
今回は、大人のゲーム会ではわたしの活動の過半数をしめている(笑)、もはや、「うつぼゲーム会」と普段の子どもたちとの遊び場所を除いて、わたしの活動拠点ともいえる「京都ドイツゲームサークル」で遊ばせてもらってきました。

ちなみに、「京都ドイツゲームサークル」は、今回で2回目です。

午後1時15分ぐらいスタートということで、間に合うようにJRに乗って出発です。
が、今回は、アイテムを忘れてしまいました。で、伊勢丹によってアイテム購入。これが、後々の憂いになってしまうとは、思いもしなかったのですが……(このネタはこのレポートの最終回まで引きます。たいしたことではないけれど)

寄り道をしたせいで、もう、はじまっているよう。ということで、会場に。京都キャンパスプラザ。今日は、2階のホールです。
扉を開けると、ひ、広い。さすが、ホール。前には、舞台まで用意されています。もちろん、使われることはなかったですが(^_^;)

最初にプレーしたゲームは、「スクイント」。
カードを使って遊ぶ、連想系というか、あてもん系というか、そんな感じのゲームです。

カードは、大きく分けると「イメージカード」と「お題カード」に分けられます。
イメージカードは、いろいろな絵がかかれています。でも、絵といっても具体的な者ではなくすごく抽象的な線の集まりです。えーと、ESPの測定につかうようなカードもみたいな模様が描いてあります。
お題カードは、「問題」が書かれています。

まず、プレーヤーの1人が出題者になります。お題カードを引いてサイコロを振ります。お題カードの中には、3つのレベルのお題が書いてあって、1から3までの目のサイコロで、そのお題のレベルを決めるわけです。もちろん、他のプレーヤーには、このお題がなにかを教えてしまってはいけません。

そして、プレーヤーは、砂時計をひっくりがえして砂がすべて落ちきるまでに、場にあるイメージカードわ好きなだけ使って、そのカードを表すようなものをつくります。
そして、他のプレーヤーは、それが何か当てるというゲームです。

時間以内に当てることができると、当てた人、問題を出題した人に、レベル分の点数がはいります。

実は、カードで形を作っているときに、「イエス」「ノー」で答えられる質問なら、回答者側は、しても良いことになっています。
でも、「それではおもしろくない」ということで、今回は、口を開いてはいけないルールでやりました。

机の上なら、カードをならべるだけでなく、カードを動かして動きをつけてもOKです。

「人間!」

「おどる人間!」

「えらいこっちゃ!」
↑ ほとんど名詞なので、こんな言葉は回答に出てきません。

正解は、「あやつり人形」。
ゲーマーは、答えられなくちゃ駄目じゃん(笑)。そういえば、わたしはまだしたことがない。

かなり近いところまで行くのですが、微妙なところで正解になりません。

お鍋に小さい○とか、☆とかをほうりこんで

「シチュー!」

おしいと言いたいのだけど、そうは言えない……。
うんうんとか頷いてみたりして、なんか、ジェスチャーゲームみたいになっています。
無情にも時間が…。

答えは、「シチュー鍋」。シチューとシチュー鍋は、どう分けて伝えたらいいのでしょう?
ちょっと、サリバン先生になった気分です。

たまに、レベル1のが当たりますが、なかなかに難しかったです。でも、声を出すことが絶対に必要なゲームなので、けっこうワイワイと楽しめます。
出題者は、しゃべってはいけないので、黙々とカードを動かします。
答えが「アイロン」のときなんか、一生懸命、五角形の家型のカードを作って、いろいろなカードの上を行ったり来たりしていたのですが、当ててもらえませんでした(笑)

だまってカードを動かすその姿が、いとあはれでありました。

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ということで、最後は、衝撃の小学2年生と衝撃のゲームの紹介で、終了です。

次は、3月30日。
楽しみです。

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おしゃれパーティ

今回のゲーム会で、1番衝撃的だったのが、このゲームでした。
想像を絶するゲーム(笑)

小さい女の子たちが、テーブルを囲んでこのゲームをしようとしていました。

「おっちゃんも、一緒にしよう」

「おっちゃん、このゲームしらんけど」

「簡単やから、大丈夫」

「何人でできるの?」

「何人でもできるよ」

とこんな感じで誘われました。

「おしゃれパーティ」は、お店によっては、「てんとうむしのパーティ」や、「てんとう虫の舞踏会」などの名前で販売されています。

主人公は、8ぴきのテントウムシです。
このテントウムシ、五つ星テントウムシです。で、はじめは星の色が1つだけなのです。
だから、赤い星のテントウムシがいたり、青い星のテントウムシがいたりします。
今日は、舞踏会の日なので、このテントウムシたち、オシャレして出かけたいわけです。
それで、友だちと星を交換します。
でも、気のあった友だち同士でないと交換できません。

このテントウムシ、実は口のところが磁石でできてまして、顔を近づけるとくっつくテントウムシと顔をそむけちゃうテントウムシがいるわけです。

そう。ひっついたテントウムシ同士は、星を1つずつ交換できます。顔をそむけちゃったテントウムシ同士は残念ながら、交換できません。
こうやって、全部の星が色とりどりになったテントウムシは、舞踏会に出発できるのです。

こう書くと、自分がテントウムシの1ぴきになって、人よりもはやくオシャレして、パーティに向かうと思うでしょう?
わたしは、そう思いました。
でも、それは、自分勝手な大人の考えなんですよ(笑)

このゲームには、自分の担当する決まったテントウムシはいません。
どのテントウムシを動かすかは、ルーレットで決めます。
プレーヤーは、ルーレットが指し示したテントウムシを持って、ほかのテントウムシのところに行って、オシャレできるかどうか試します。

もっというと、このゲームは、プレーヤー同士で競争しません。
プレーヤーは、全員でテントウムシ全員が全部オシャレできることを目指します。

同じ目的のために力を合わせて進んでいくプレーヤーたち。なんて、美しいんだ(笑)

えー、それじゃあ、ハラハラドキドキがないじゃと心配している方。
それがしっかりあるんです。
どのテントウムシを動かすのか決めるためのルーレットですが、ここには、ちょっとした落とし穴があるのです。テントウムシは花びらの上に載っていて、針が花びらを指せばよいのですが、花びらと花びらの間には、小さな隙間があります。もし、針がその隙間を指すと、なんと、テントウムシではなく、アリが、舞踏会に向けて出発するのです。

テントウムシ全員がオシャレして舞踏会に出発するのが先か?
アリがならんで舞踏会までたどり着くのが先か?

プレーヤー、全員で勝利を得るか?
全員で負けてしまうか?

そんなゲームなのです。
だから、カプコンの出している「指輪物語」のゲームシステムを知ったときと同じぐらい衝撃的でした。

ゲームは、ほのぼのと始まります。

磁石くっつけるとこは、どう見ても、キス。
一緒にあそんでいる子どもたちは、こんな古い歌知らんやろうなぁと思いながら、口からでるのは、あの名曲。キテレツ大百科。

「はじめてのチュー♪」

思わず歌ってしまいました。
女の子が、高学年ぐらいになると、セクハラになるかもしれません(笑)

「……きみとチュー♪」

ととなりの子は、続けてくれました。
し、しってるの?
さすが、藤子不二雄大先生。

でも、

「赤 青 黄色の 衣装をつけた テントウムシがしゃしゃり出て♪」

と歌っても、だれも歌ってくれなかったという……。
こっちの方が、有名とちゃうのか??

後半、出るときは連続で出るアリさんで、

「キャー」

という悲鳴が聞かれましたが、なんとか、全員オシャレ完了。
舞踏会に間に合いましたとさ。

ということで、7日間にわたって、お送りしました「2月のうつぼゲーム会」レポート、終了でございます。
これが、すべて1日の出来事なのですから、なんとも密度の濃い1日であるのがわかると思います。
これでも、まだまだ省略しているのですよ(爆)

そんなこんないっているうちに、もうすぐ3月のうつぼゲーム会です。
3月のうつぼゲーム会は、3月30日(日)に行われます。
3月は、「伝統あそびで楽しもう」というスペシャルイベントを講師の方をお招きして行います。

ぜひぜひ、ファミリーでのご参加をお待ちしています。

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ボーナンザ

これを

「やりたい。やりたい。どうしても、やりたい」

といリクエストがあったのですよ。
この熱烈なリクエストしているのは、小学2年生の子だから、衝撃的です。

ゲームの説明書によると、このゲーム12歳からです。
小学2年生というと8歳ぐらい。
さすが、ゲームファミリーの子どもさんです。

「メンバーは、どうするの?」

「あたし、おっちゃん、おばちゃん、お父さん」

おばちゃん……よそのお母さんですが、その人も一緒にするんや。
でもまだ問題が。

「あのお母さん、このゲーム知らはらへんと思うけど、おっちゃんはこのゲーム知ってるけど、人に教える自信がないぞ」

威張って言うことではありません。まあでも、ちゃんと言っとかなくて後々不幸になるのは悲しいですから。

「お父さんが、教えてくれるから大丈夫」

そこまで言うなら、遊びましょう。
お父さん、インストよろしくお願いします(笑)

ということで、ゲームスタートです。

「ボーナンザ」は、いろいろな種類のお豆の絵のかかれたカードを使うカードゲームです。
交渉ゲームといわれるゲームで、自分のカードを人にあげたり、人とカードを上手に交換したりしないとなかなか勝てないゲームです。

交渉というのは、人のほしいものを察知し、そして自分の利益を考えて、相手も自分も納得するような条件を考えなければなりません。
だから、ゲームとしては、かなり高度だと思います。

でも、これこそ、テレビゲームにない部分で、実際に人間同士でゲームをやっている醍醐味です。
わたしは、人にブラフかけるのと同じぐらいボーナンザの交渉が大好きです。

でも、2年生に人生の甘いも辛いも知り尽くした大人たちと交渉していく力なんて、あると思います?
ぼくですら、この子の4倍近く生きてきているわけです。
もう、大人3人の間にはさまれれば、チョイですよ。チョイ。

「きみなんで、6豆とか、8豆とか、えらい効率いい豆そろってるなー」

「ちょうまって、また収穫ですか?しかも、4ターラー?」

あれよあれよという間に、2年生の前には、お金の山が(笑)

「すごいなぁ、どんどんお金貯まっていくやん」

「それはね、ちゃんと人にもあげているからだよ。人に『ハイッ』ってやさしくしてあげたら、ちゃんと人からも『ハイッ』てもらえるんだよ。
あいても、自分も、うれしい気持ちがいいんだよー」

おお、それって、交渉の極意かも。

わたしの記憶がたしかなら、トップはもちろん2年生の子だったのですが、たしか20ターラー、いや、25ターラー以上やったかも。見たこともない大金が、この子の前に並んでおりました。

こ、子どもって、すごい。

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メトロ

ゲームファミリーの方とした、もう1つのゲームです。
鉄道ゲームということと、むちゃくちゃ複雑につながったレールの絵のタイルということで、はっきりいってわたしは、尻込みをしておりました。

「これは、1年生にもでもできる簡単なゲームですよ」

と誘っていただいて、

「とても、そんな風には見えないのですが…」

と思いつつ、インストしていただき、プレーしました。

うーむ。どっちが、ホストでどっちがゲストかわかりませんねぇ(笑)

線路が迷路みたいにつながっているので、そこが複雑そうに思いましたが、ゲーム自体はたしかに簡単なものでした。

ゲームボードの四辺の部分が、列車の発着駅になっています。最初、自分の列車コマを決まった出発の駅に置きます。

プレーヤーは、それぞれ1枚線路のかかれたタイルを持ってスタートします。このタイル線路がだいたい4本かかれています。これが、迷路みたいに複雑に絡み合ってかかれているので、ちょっと難しそうに思うのですが、手に持つのが1枚ということ、それから、タイルを置くときの向きが始めから決まっているということで、ややこしさが軽減されています。

自分の手番になったら、タイルを配置します。
タイルは、今持っているタイルを配置してもいいですし、それを配置したくない場合は、山札から1枚引いて、それを配置してもかまいません。
山札から引いたタイルは、必ずすぐに配置しなければなりません。

あとは、これをくり返していくだけです。
線路が、出発駅から終着駅(車庫かな)までつながったら得点計算です。
得点は、その列車が走る線路のタイルの枚数になります。だから、自分の線路はできるだけグルグルと複雑なコースをとって、相手の線路は短いコースで終了させてあげる(誰が線路をつなげても、そこを走る列車コマを持っている人に点数が入ります)というのが、作戦のようです。
出発駅から終着駅までつながると、列車コマは終着駅まで走っていって、点数に変換されてゲームボードから取り除かれます。

「終着駅」は、基本的にゲームボードの四辺、「出発駅」の隣にあるのですが、ボードの真ん中には、大きな駅が4つ存在します。もし線路がここにつながり、列車を走らせることができると、なんと得点が2倍になります。

わたしは、初プレイということで、人のジャマをあんまり考えずに、ひたすら自分の列車の走る線路を中央の駅にドッキングさせることばかり考えて遊んでいました。

タイルの選択肢が、手持ちの1枚と、山から取ってくるランダムな1枚だけなので、これだけでもけっこう難しいものです。
しっかりと、続いていると思っていたら、途中でつながってなかったとかけっこうあります。
このときは、ファミリーのパパさん、ママさん、それから低学年ぐらいの子どもとわたしと、あとこのゲーム初プレーの大人の方と一緒に5人でプレーしていました。

自分の線路だけ見て、タイルを置いているつもりなんですが、となりの人のタイルとくっついちゃうと、もう先がよめなくなってきます。
終盤が近づくにつれ、もう絶対に人のタイルのとなりに置くことになりますので、けっこう「どうなるのかな」とおもしろかったです。

わたしは、なんとか1つの線路を中央の駅に到達させて、中盤では1回トップをとったのですが、あとの列車が全然距離をかせげず、最終的に子ども抜かれてしまいました。

順位は、子ども、わたし、ゲーム初プレイの方、パパさん、ママさん、だったかな?
もしかして、こっち初心者ということで、ファミリーの方に、気をつかったプレーをしていただいていたかも。

うーむ。どっちが、ホストで、どっちがゲストかわかりませんねぇ(笑)

これから、わたしも精進します。