忘れるという救い

梅田阿比,読書

クジラの子らは砂上に歌う22

ラスト、1巻かな。
最終決戦ということで、全部が巻き込まれていく。

いつも同じことを言っているよ、何回やっても同じだよという絶望は、記憶を残している方にしかわからないことで、忘れてしまう、愚かであるというのは、もしかしたら救いであるのかもしれない。
そしてまた、自分だけが否定されて、みんなが忘れてしまうのだとすれば、絶望感は深い。

より良いものを求めるために、いったいどうしらいいのだろう。