死者彷徨

平井和正,読書

犬神明6 ウルフガイ15

もう、このまま一生盛り上がらないまま終わってしまうのかと思っていたのですが、めっちゃ盛り上がった6巻目。
実は、盛り上がって心を振り回されたところは、見事に欺されたという感じではあったのですが、それでも、主人公が立ち上がって立ち向かうのは、いいものです。

神 明たちも合流して、このあたりで、「黄金の少女」が完結してもよかったような気がします。
久しぶりに、狼のレクイエムの第2部の突き抜けていく感じと同じものを感じました。

ビー、優しいな。なんのために、ビーが不死鳥結社を倒しにいくのかも、伝わってくる。

ただ、かなりメインの登場人物たちが退場していった感じで、あともうひと盛り上がりできるのかな。