かかれた順に

アンドレイ・サプコフスキ,川野靖子,読書

ウィッチャー 短篇集1 最後の願い

長編の「ウィッチャー」の前日譚にあたります。
前日譚というか、実はこっちが先に書かれていて、こっちを先に読まないと訳わかんないところは多いです。ということで、このシリーズのハヤカワ文庫の出版の順番は、あんまりにも不親切です。
今から読む人は、短編集から長編の「ウィッチャー」という順番で読み進めるのが、オススメです。

こうやって順番に読むと、短編の中に伏線がいっぱいあるのがわかる。
そして、短編だからこその軽やかさとか面白さも感じられます。

まあ、長編として出ている「ウィッチャー」の方も、途中、なんか中短編みたいになっている部分もあって、そこは、この短編の雰囲気と同じなのですが。
ダークで、濃厚な部分だけではなくて、こういう部分も、ものシリーズの魅力になっているなぁと思います。

まあ、実写ドラマ版の方は、この軽い雰囲気とダークな雰囲気が、上手く混ざり合っていなくて、「どっちのつもりで見ればいいの?」というところで、戸惑いがあったのですが、この理由は、原作がそうなっているからなんだなぁと良くわかります。

ゲーム版の「ウィッチャー3」も、ちょっと遊んでいます。まあ、めっちゃハマることはないけれど、雰囲気はとても良く出ているいいゲームです。