マイティ・アベンジャーズ シークレット・インベーション
シークレット・インベーションの裏側というか、種明かし的なエピソードが多くて、今までの「シークレット・インベーション」の中で1番面白かったです。
なんというか、なんでこうなったとはてなマークがあったところがわかっていく感じはいいです。
そして、ハンク・ピム切ない……。
これも、「ダークレイン」に続く。まあ、そりゃそうか。同じ時系列の話だもんな。
いや、おもしろい。
特に今回は、「ウィッチャー」版「旅の仲間」といってもいいようなお話でした。
いや、ゲラルト自身がどんどん変わっていかなければならない状況が出てきて、それがなんともいいです。かっこつけた完璧なキャラクターではないというところが好きですねぇ。
前半のゾルタンたちドワーフたちとの旅も、後半の愉快な仲間たちとの旅も良いです。
特にお気に入りは、理髪外科医レジス。いいわぁ。
もう二度と会わないとか言われて、しらっと出てくるところ好きです。
あと、再会したゾルタンとゲラルトがまた別れるシーンなんかは、シビれます。
「リヴィアのゲラルト」という名前は、ここではじめて出てきたのか。なんか、紹介とかに自然に書いてあるので、「生まれ故郷」とかだと思っていましたが、なるぼと。こっからお話がはじまるわけね。
楽しい。
コミック版のエルリック。
サイモリルの印象が、原作とはちょっと違う感じかな。
メルニボネの退廃的な雰囲気をものすごく大切にしたビジュアルです。
アリオッチ(ここでは、アリオックになっていますね。新訳ではアリオッホになっていて、これは語感ちょっといただけない。)が、子どもの姿になっていたりして、より今風の「混沌」という雰囲気になっています。
今に繋がるいろいろなイメージの原型である「エルリック」が、今風にリファインされている感じが楽しいです。
あと、ムアコックが天野さんのイラストにも言及していて胸熱。
あの頃の天野さんのイラスト、神がかっていたのが多いですからねぇ。
キャップ亡き後のルーク・ケイジの大きさが示されている気がする1冊です。
この展開というか陣容にもっていくのを赦すマーベルの懐の広さが凄いと思います。
2008年と言えば、MCUがスタートしたぐらいの年。もっと、MCUよりの主人公が活躍する話をメインにしていも良かったと思うのです。MCUフェーズ1の主人公なんて、コミック版では最低、最悪の事態に陥っていますからねぇ。
まあ、MCUがスタートしたときは、こんな大規模になるとは思っていなくて、かえって自由だったのかもと思ったりもしますけど。1
あぁ、あれから比べたら、本当にアメコミは身近になったなぁ。今では、読み切れないぐらいのコミックスが毎月出るようになりました。
「ダークレイン」に続くってかいてあるのですが、わたしのコミックスを見ただけでも、「ダークレイン」までに、「ダークアベンジャー」が活躍したり、X-MENが「メサイア・ウォー」をしたりするみたいです。
キャップ復活まで、心の安まる時間はないみたい。いや、そのときは物語の終わるときなのかもしれませんが。