ベスト・オブ・映画欠席裁判
映画に詳しいわけではないので、けっこう、有名どころしか見てないです。
でも、知らなくても楽しめる。
ものすごい知識のある人のおもしろい蘊蓄っていうのは、いいですね。
多分、映画見てるよりもおもしろいかも。
ブッシュ大統領選の時になにが起こったかという記録です。
日本のマスコミのニュースを通してしか見てなかったので、こういった直接のレポートは、おもしろかった。というか、知らんことの多さに、毎度、びっくりします。
基本、今まで読んでエッセイは楽天的なものが多かった作者ですが、今回は、かなり悲観的です。あれ?これが、今まで読んだ3冊のなかで1番古いのかな。
アメリカは、この悪夢を通して少しましになった気もしますが……日本は、リーダー選びを間違えているような気が……。
「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」がおもしろかったので、この人の本をいろいろ購入してみました。ちくま文庫から出ていたのですね。なんか、すげぇ。
本当に、この手の話がつきないすごい国です、USA。
プロレスラーの話がどれも好きです。
題名から、アメコミの現在や、アメコミを通してみる現在のアメリカみたいな内容を期待していました。
……そういう話ではなかったです……。
まぁでも面白くて、この後、この人の本を何冊か購入しました。
これは、でかくて無茶で、不思議なアメリカそのものについてのお話。
アメリカ、半端ない国です。スゴい。
マトリックスの監督の話とかは、衝撃的でした。あと、日本でも翻訳されている虐待体験の自伝の真相とか。
小さなエピソードの積み重ねなので、もっと掘り下げた話が聞きたいと思うところもあったけど、これは、この雑多な見通しの良さが魅力なのでしかたないか。
見も蓋もない、救いもあんまりない話も多いですが、作者の、何というかモラル(?ちょっと言葉が違うような気もする)が、読んだ後の感じを悪いものではなくしています。