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応天の門12

いやぁ、ラスボスというか敵だと思って出てきて、まあ、これから敵になるんだろうと思う人物が、なかなか敵にならないこの展開って、めっちゃ面白い。
実際、敵認定して闘うのではなくて、なんか状況がそうさせてしまうところもあるんだろうなぁという。まあでも、相容れない部分は、しっかりと書いていく。その積み重ねで物語ができていくのがきもちいいです。

桃源郷のお話などを通して、杓子定規であることが正義ではないと、道真も学んでいる感じです。

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応天の門11

あぁ、これが、この前、「達人伝」で読んだ「無用の用」の話だなぁと。道真、有能故にいろんなことに巻き込まれていきます。まあ、自分ならなんとかできるかもという思い、できるかどうか試してみたいという思いだって、欲かもしれない。でも、それで救われる命もあったりする。

そして、白梅24歳って、けっこう衝撃的でした。道真より、年上!いや、10代だろうと思っていた。めっちゃ今回の話でも少女です。
そして、道真も、めちゃくちゃ信頼していますねぇ。そして、技能力の高さは、スパイとして活躍しそうな感じです。これから、活かされたりするのかな。

あと、業平に対する

「止めないんだ」

というのも好きです。
そうですよねぇ。そんな常識を大事にする人じゃないですよねぇ。

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応天の門10

いよいよ、道真と基経が出会って、ラスボスと対峙かと思ったら、そういう展開でもなくっておもしろかったです。
かえって、道真の方が警戒しているという。
まあ、基経にしてみたら、どっちかというと忠臣つながりで味方認定なのかも。

そして、やっぱり宣来子、かわいいな。

次から新展開みたいです。

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応天の門9

なにかをしようとしたら、目立たないわけにはいかない。

いよいよ、道真と基経が出会って、まあ、不運に巻き込まれていくんだろうなぁと。

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応天の門8

パパ、かっこいいな。
裏にも表にも精通しないと潰されてしまうことがわかっているから、よけいに、自由にと願うのかもしれません。

まあ、恵まれているといえば恵まれている。
本人がいくら「自分の努力」といっても、やっぱり、食事の心配をせずに書を読む自由はずっとあったわけですし。

だからこそ、ノブレス・オブリージュというのはあるのだと思います。