ビフォア・ウォッチメン ナイトオウル/Dr.マンハッタン
ウォッチメンの流れがあるので、ナイトオウルとロールシャッハは、好きなキャラクターです。
あの2人が、あの物語の中では1番ヒーローな感じがするじゃないですか。
この2人が並んでいるところは、やっぱりかっこいいなぁと思います。
しかし、大人なアメコミだ。Dr.マンハッタンも全裸だし(笑)昔なら考えられないです。
「ウォッチメン」は、全盛期が終わったヒーローたちをかく物語でした。
これは、その前話として、彼らがヒーローになっていく、または、全盛期からヒーローとしてだんだん狂っていく時代の物語になるようです。
ということで、最初の1冊目は、コメディアンとロールシャッハ。
コメディアンの話は、ベトナム戦争を通して、アメリカ人の気分が変わっていって、意識のかわらないコメディアンとどんどん乖離していくという話。
まぁ、ずっと戦場にいて、腕力を信じてやっていて、そこに命のやりとりという大きなものがあれば、なかなか自分の考えをまわりにあわせていくというのはできないことなのかも。
コメディアンの話は、なんせ、注釈を読んで、その時の時代背景を理解しないとものすごく分かりにくいです。
逆に、ロールシャッハの話は、ニューヨークの大停電の話位をしっていら、多分、大丈夫です。
だから、感じとしては、正反対の話が2つくっついているような本でした。
「ウルヴァリン SAMURAI」の原作というか、原案ですね。
まあ、未知の国、神秘の国・日本が舞台ということで、ツッコミどころはいっぱいあるのですが、それもふくめて面白いではないかと思います。
時代が変わったので、映画の方がツッコミどころは少なくなってたと思います。まぁ、怪しいところと、怪しい日本語はいっぱいあったけど。
まぁ、うかれているウルヴィにたたきつけられる最後の一言が、ちょっと、唐突で、衝撃的で、お前、ちょっとは疑問に思えよとか思いますが。
あと、そこに、チャーリーいるのにわからなかったのかいとか思いますが。
真理子と雪緒の対比も、映画でもよかったけど、こっちも良かったですよ。
雪緒、実はけっこう好き。