聖なる花嫁の反乱4
主要キャラクター4人が、バラバラになったり、出会ったり。
執行官ですら知らない事実も、けっこう多いようです。
主要キャラクター4人が、バラバラになったり、出会ったり。
執行官ですら知らない事実も、けっこう多いようです。
「聖なるもの」も、「邪なるもの」も、それ単体であることは、形をゆがめてしまうことなのかもしれません。
清濁の両方をうけいれて……というのは、紫堂 恭子の永遠のテーマですね。
何の犠牲もなしに、成り立つ平和はないのだけれど、エーレの平和が何を犠牲にしているかは、けっこう奥が深そうです。
何かを犠牲にしなければならないとき、その差し出したものについては、本当にそれで良かったのかと考え続けていかなければなりません。
けっっこう、したたかな王子さまのお話です。
思ったより、コメディでないのは、この人の持ち味ということで。
すごい題名ですね。
わたしは、手帳にこの本の題名と発売日をメモしてあったのですが、書いたことをすっかり忘れていて、手帳を見て、
「なんじゃこりゃ??」
と思ってしまいました。
「聖なる花嫁」だけなら、宗教的なものか、ファンタジーっぽいのですが、後に「反乱」がついていますからねぇ。
本屋で、紫堂恭子のマンガを見つけて、やっと、納得しました。
そして、読んでまた納得。
聖なる花嫁が、反乱しています(笑)
深刻で、ヘビーな本格ファンタジーなのですが、主人公が元気で、重くなりすぎずにいい感じです。
続きが楽しみです。