ジャングル魔境 手塚治虫文庫全集
このあたりの手塚 治虫は、コマわりも大きくて見やすいです。
これは、元が描き版なのと関係があるのかも。
バタ臭い感じは、自分で意識してかいていたのか。今読んでも、そのバタ臭さは、良く出ています。
けっこう、当時としては色っぽかったみたいです。
このあたりの手塚 治虫は、コマわりも大きくて見やすいです。
これは、元が描き版なのと関係があるのかも。
バタ臭い感じは、自分で意識してかいていたのか。今読んでも、そのバタ臭さは、良く出ています。
けっこう、当時としては色っぽかったみたいです。
鉄腕アトムの変わり種ばかりを集めたもの……かな?
「鉄腕アトム 小学二年生版」なんかを読むと、手塚 治虫が子どもをとらえ切れていないのがよくわかる……。どうしても、子ども向けというと、展開がドタバタものになってしまうみたいです。
このあたりが、藤子・F・不二雄は、やっぱりすごかった。
というか、多分、この人に子ども向けを依頼すること自体が間違いだと思います。
そういえば、こういう世界の不思議とマンガをからめる手法も、もともと手塚 治虫のものだなぁとつくづく思います。
「009」と不思議がドッキングしたのより、前からこのマンガあるよね?
まぁ、手塚 治虫の場合、デビュー作から、そんな感じの話が多かった気もします。
「暗黒街のプリンス」あたりで、写楽も、だいぶ魅力的になってきた。
読むのに、若干時間がかかりますけどね。内容が、濃い。
前半の「アトム現代に来る」みたいな話は、そんなにおもしろく感じなかったですが、後半の「アトム」の語りなおしがおもしろかったです。
やっぱり、これは、天馬博士の存在が大きい気がします。
手塚 治虫は、アシモフを読んでいたのかなぁ。年代的に見ると、微妙な感じ。でも、ロボットが人間に近づいていって、妻になっているのは、多分、手塚の方が先な気がする。
どこかで、追い抜いているのか?シンクロにティか?
「百物語」は、「ファウスト」を下敷きにしているそうです。
手塚 治虫、「ファウスト」好きだな。「ネオ・ファウスト」がたしか絶筆で、「ファウスト」っていうそのものずばりの話もありました。
悪魔に導かれてでも、なにかをなしたいという思いは、ものをつくる人には強いのかも。
で、この話、この巻で1番おもしろかったです。