幻魔大戦 Rebirth 4
おぉ、「ミュータントサブ」と「イナズマン」が、繋がってかかれているところは、凄いと思いました。その発想はなかった。でも、よく考えたら、たしかに2人ともミュータントで、風田 三郎です。
そして、そのサブやんと月影が自然と共闘しているところは、やっぱり、胸熱。
なんというか、夢の共演です。
アダルト・ウルフガイ、本当のラストです。
これは、天使とかが出てこない時代のウルフであり、ファン的にもうれしかったのではないかと思います。
まあ、わたしは「幻魔大戦」以降の読者なので、そんなに天使にもそれほど抵抗がある訳ではないですけどね。
若いウルフは、けっこう自信過剰の乱暴者です。
でも、ときどき、未来のウルフの意識も紛れ込んでいるみたいで、おもしろい。
あぁ、犬神 明って、父と同年代の人なんだなぁと。今生きていれば……。
郷子とのなれそめのお話。
こうやって、2人は親友になりましたという話だと思っていたら、そこまでいかなかったというのは、ちょっとピックリしました。
ラストも、かっこいいんだけど、ここで終わるのという感じです。
綿貫が、いいキャラでねぇ。魅力的です。
なんというか、ニューヨークに来てやっと動き出すウルフという感じです。
ちゃんと、お話自体は、メトセラプロジェクトを追いかけているようなので、ホッとしました。なんか、全然、違う目的でこっちにきたのではないかという気もしていたので。
敵か味方かが、わからない状況というのはなかなか、おもしろいです。
犬神 明が敵だと思っていても味方かもしれないし、逆もまた、充分にありうる感じです。
ただ、アダルト・ウルフガイ・シリーズは、あと2冊で、1冊は過去編。あとの1冊は、この続きの「人狼天使」の第3部です。そして、おそらく完結していない。
悲しい。
まあ、どこまで行くのか、最後まで読もう。