ふたつのスピカ2
ほのぼのした絵柄や、シュールな展開に騙されがちですが、実は、けっこうハードな話です。
それぞれに事情があるけれど、それを知っていくスピードというのは、ゆっくりなもので、もしかしたら、知らないままで別れていってしまうかもしれません。
ほのぼのした絵柄や、シュールな展開に騙されがちですが、実は、けっこうハードな話です。
それぞれに事情があるけれど、それを知っていくスピードというのは、ゆっくりなもので、もしかしたら、知らないままで別れていってしまうかもしれません。
逆は何か見抜く力がいるという話は、なるほどなぁと思います。
たしか、「なるほどなぁ」と思って読んでいると、力にならないんでしたっけ?
でも、後は自分が何を選ぶかだからねぇ。それに自分で文句を言わないのなら、人にも文句を言わせる気はないです。
なんか、全然ストーリーが進んでいないようにも感じるのですが、ものすごく怒濤の勢いで進んでいるような気もする。これは、いったい……。
キスがあったり、凜の失恋があったり。ラスボスらしき人が出てきたり。
楽しい。
読み直すと、榎さんが何を見ていたのかがよくわかりますね。
京極堂は、この時点で、すべてわかっていたということか。
しかし、あのセリフばっかりの小説を、うまくまとめてあります。