三田紀房,読書ドラゴン桜,マンガ,モーニングKC,三田 紀房,講談社

ドラゴン桜20

ここまで来ました。あと、1巻。
ということは、「合格!」で終わるわけですね。これは、こういうマンガとしては、正しい終わり方だと思います。

しかし、信頼のお話も、まあ確かにその通りなんだけれど、そううまい方にころがらないことがあるのも現実です。

ところで、巻末インタビューの彼は、そろそろ金メダル取りますか?
なんというか……オイシン人材、そろえてくるな……。

木原敏江,読書ふるふる,夢の碑,木原 敏江,講談社,KCDX Kiss

ふるふる

この最近の木原 敏江の軽やかさはなんだろうと思います。
最近といっても、わたしが認識しているところでは、「夢の碑」の「鵺」あたりからだと思うのですが。

もともと、罪を憎んで人を憎まずで、悪人ですら魅力的な傾向は、確かにあったと思います。

でも、本当に、悲劇も喜劇も、全部軽やかに物語ってしまうすごさが、今の木原 敏江にはあると思います。

もう本当に、俳優たちはすっかりできあがっていて、あとはどんな配役をしていくかという楽しみながら演劇を作っていくようなそんな感じすらします。

どんどん、悪くなる世の中かもしれないけれど、こんな風に渡っていければ、悪くないのかも。

日本語って素敵です。いい言葉を使わないとね。

読書,高屋良樹ガイバー,強殖装甲ガイバー,角川コミックス・エース,角川書店

強殖装甲ガイバー25

主人公は、赤。
というよりも、リーダーが赤なんだよなぁ。

ガイバーは、1人で戦っているので、あんまりリーダーという感じではないですね。

しかし、ガイバーまで、巨大化。なんでもありだと思いながらも、やっぱり面白い。物語としてのバランスがとれている感じです。

渡瀬草一郎,読書あ・そ・ぼ,メディアワークス,渡瀬 草一郎,陰陽の京,陰陽ノ京,電撃文庫

陰陽ノ京5

ねぇさんが、通勤中に読む本を見繕っていて、このシリーズ、けっこう楽しかったよなぁとオススメしました。

で、4巻まで読んで、

「続きないの~?」

の声。

「えーと、ないと思いますが…」

といいつつ、アマゾンで検索かけてみると、5巻目が出ていました。それも、ちょっと前に。

前巻をわたしが読んだのが、「あ・そ・ぼ」で、本の感想を書く前ですから、3年ぐらい間があいています。
でも、その3年を感じさせない、いい雰囲気でした。

いや、かわったところもあるか?
ずっと、吸精術に苦しんでいた保胤ですが、今回は、その吸精術にも、幾ばくかの救いを持たせた感じです。

まあ、なんで鶴楽斎が、渡会祥元の家をおそったのかとかは、

「とんちかい!!」

とか思ってしまいましたし、白面(とは書いてなかったか?)については、やっぱり国1つ滅ぼしてきてるとしたら、ここまで穏やかではないだろう……とか、思いましたが、なんとも、いいテンポで進んでいく物語は、やっぱり健在です。

まあ、3年もたつと、話をだいぶん忘れていて、貴年が女の子だっていうことは、保胤も知らなかったんだっけ?とか、あやふやなところもあったのですが。

わたしの中では、時継は、生け贄のために育てられた姫君という設定だったのですが……そんな設定もわたしが勝手に想像しただけだったのか……。

まあ、いろいろ謎は残りますが、これからも、これぐらいのペースでいいので、続いて欲しい物語です。

江戸川乱歩,読書二十面相,光文社,光文社文庫,堀越捜査一課長殿,子ども,少年探偵団,江戸川 乱歩,江戸川乱歩全集

堀越捜査一課長殿 江戸川乱歩全集20

このありたの物語は、江戸川乱歩マニアには、けっこう評判が悪いようです。
これまでも、ときどき注釈にツッコミをいれられていましたが、この巻は、酷い。

でもこれは、わたしは、乱歩が酷いのではなくて、注釈が酷いと思います。
注釈なんて、自分の解釈を披露する場じゃねぇだろう。でしゃばってんじゃないよ!!

1つ1つ読んでも、それほど悪いとは思いません。
トリックの焼き直し?それがどうした。
前の物語との整合性?それがどうした。

夢こそまこと

その意味が、わかってねぇんだろうな。
こんな風に、乱歩をバカにして悦にいるんじやなくて、自分の頭で物語を補完しろ。

そう言いたくなりました。

そういえば、わたしが子どもの頃、少年探偵団や、怪人二十面相をテレビドラマでやっていた記憶が。
解決編は、全然おぼえていないのに、なぜか、あの怪しい老人とかにさらわれる場面は、おぼえています。

夢の中で、なぜかわたしは、小林少年ではなくて、さらわれる少年でした。

そんなことを思い出させる少年物。好きです。