10月おてばん その3 しっかり、ためこんで

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乗車券

「乗車券」は、数ある鉄道ゲームのうちで、りんが積極的にやりたいと思う数少ないゲームです(笑)

鉄道ゲームは、基本的に重くて難しいて思っているんですね。
で、「トランスアメリカ」みたいに軽いのもあるんですが、あれは、どんな作戦を考えたらいいのかが、さっぱりわからないという。だから、あんまり面白味を感じないんですね。
なんて、ワガママな男なんだ…(笑)

でも、この「乗車券」は、「トランスアメリカ」ほど軽くないけど、他の鉄道ゲームほど難しくないという、とっても、微妙なわたしの好みにマッチしています(笑)
2004年のドイツゲーム大賞を取ったのも、なかなか頷けます。

わたしは、今回で2回目なのですが、たしか1回遊んだ時点で好きになっちゃって、購入に踏み切りました。
で、前回、今回と「おてばん」に持っていってたのですが、前回は、なんかまだなかの袋が開いてなかったようで、遊んでもらえませんでした(笑)
↑ やっぱり、人の新品ゲームをバリバリと開けて遊ぶのは、けっこう勇気がいる…。
で、今回は、ちゃんと袋を開けて、コマを小袋に開けて、みんなが遊びやすくして、持っていきました。

念願の2回目プレーです。

「目的地」のカードを引いて、アメリカ大陸にどんどん線路をひいていって、その目的地同士を連結させるというのは、けっこう「トランスアメリカ」と似ているところです。
あれ?「乗車券」なので、設定的には、線路をひいてる感じではなくて、駅から駅へ旅行をしている感じなのかな。
よくコマをみると、線路ではなくて、電車の形をしています(笑)
まあ、わかりやすいので、線路ってかいておきますね。

線路は、駅から駅まで、一気にひかなければなりません。なかには、1つコマがあればひける短い線路もありますが、駅から駅までの間が遠くて、6つなんていう長い線路もあります。
そして、線路をひくと、得点を得ることができます。
この得点、長い線路を一気にひいた方が高得点です。

さて、線路をひくためには、そのボードにかかれている線路と同じ色の「列車カード」が必要になります。
例えば、「赤い列車カード」を1枚持っていれば、ボード上の赤い線路の上に、自分のコマを1つおけるわけですね。

手番にすることは、この「列車カード」を集めるか、線路をひく、あと、新しい「目的地カード」(これが、「乗車券」と呼ばれています)を引くという3つだけというシンプルさです。

ゲームスタート時に、「目的地カード」(「乗車券」)を引きます。このカードは、2つの駅が示してあります。
ゲーム終了時に、この2つの駅を結ぶことができたら、そのカードにかいてあるだけのボーナス得点を得ることができます。
当然、駅が離れていれば離れているほどこのボーナスは大きくなります。でも、離れた駅は、終了までにつながらないかも知れません。
もしつながらなければ、ペナルティとなって、マイナス点になってしまいます。

あと、カタンの道のように、「最長接続線路ボーナス」というのがあります。

この前遊んだときは、カードをあんまりためこまずに、小さい線路をこまめにひいていくプレーをしました。

でも、これは、長い線路を引いたときほど効率的に点数が入ることになってますので、けっこう効率が悪かったです。
しかも、点数だけは、序盤にチョコマカと動くので、集中攻撃を受けやすい(笑)
そして、邪魔されて目的地がつながらないという、なかなかダメダメな作戦でした。

ということで、今回は、積極的に長い線路を引いていきながら、目的地の連結を狙います。

カードを集めるのには、2通りあります。
山札から、5枚のカードがオープンしています。その5枚のなかから、2枚を選ぶ方法。これは、確実に自分の好きなカードを手に入れることができます。
ただし、このカードの手の入れ方は、欠点が2つあります。
1つは、周りのプレーヤーから、何色の「列車カード」を集めているのかが丸見えになっているということ。
もう1つは、どのいろの線路でもひける「オールマイティの列車カード」というのがあるのですが、このカードを取ってしまうと、1枚しかカードが手に入りません。

そこで、裏向けになっている山から直接カードを取るという選択肢もあります。
この場合は、なんのカードが手にはいるかは、バクチになってしまいます。でも、1枚目のカードが「オールマイティの列車カード」でも、素知らぬふりをしてもう1枚山から取ることができます。

まあ、序盤は、割と山から引く作戦で……。

なんだ、こりゃ。全然、いらないのばっかりやー(笑)

まあ、ボードにかかれている線路のなかには、どの色ででもOKという線路もありますので、そのうち役に立つんだろうけど……。
でも、線路は必ず同じ色のカードを出さないといけないので、バラバラの色があると、けっこう困ります(笑)

最初の方は、カードの集め合いですね。そして、やっぱりしびれを切らして引き出したのは、わたしでした。
このあたりは、本当に、先を見据えて、待つ方がいいのかなぁ。
でも、そうすると、いいところが取られちゃいそうに思えるんですね。

けっこう、いい出だして、「最長接続線路ボーナス」も狙っていたのですが、途中で、ためこんでた人が、一気に出し始めると、すぐに点数も逆転(笑)
最後の最後に、「最長接続線路ボーナス」も取られてしまいました。

バクチだと思って引いた「目的地カード」は、自分のが全然今まで引いてきたのとは、違うところで……。
マイナスでした。

けっこう、極端な差が出で、思いっきり負けてしまったのですが、

「次は、こうやろう!」

と次にするときの作戦が思いつくこのゲームは、よいゲームです。
ドイツボードゲーム大賞は、伊達でない。