こわい話…

山田貴敏,読書

Dr.コトー診療所5

Dr.コトーは、完璧すぎです。
絶対に、失敗をしないし、完成された人間なので、成長もしません。
そのあたりが、わたしがこのマンガに感じる不満のようです。

あの自分の腕に対する傲慢なまでの自信は、どこから来るのだろう。
これを読んで、Dr.コトーあこがれた孤島の医師の人(夢と情熱をもつ若者。もちろん、いいひとだ)が、

「本島まで、船で6時間かかります。ここで、手術しましょう!」

とか、勘違いして言い出したらイヤだ……。

あと、このマンガ読んだ孤島の患者さんが、

「人工心肺を使用しなくてもキャブ手術はできるはずだろう。どうして、やってくれないんだ!」

とか、言ったりするのも、こわい話だなぁ。

いや、もちろん、笑い話のたぐいなんだろうけど……。