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コーンウォールの聖杯

「闇の戦い」の前日譚だそうです。
「闇の戦い」は、まだ、読んでいないけれど。というか、読む順番としては、これでいいのかな?

えーと、「ゲド戦記」の「影との戦い」を読んだときも思ったのですが、書かれた時代のせいか、地味です。
これは、ゲドみたいに架空の世界を舞台にしているのではなくて、現実世界が舞台なのですが、ものすごく地味です。

子どもが、アーサー王伝説に出てくる「聖杯」に模してつくられたカップを宝探しするというお話です。で、悪い大人が、それを邪魔する。

でも、これって全部、子どもの妄想なんではないかと、物語が終わるまで、ずっと疑い続けていました。
きっと、わたしも、悪い大人の仲間だな……これは。

うーん、子ども心には、ワクワク、ドキドキするのかなぁ。大人たちを出し抜いての大冒険。
しかし、これは、なんていうか、子どもが危険なことをするきっかけになりそうな小説である気がします。

実際、子どもたちがやっていることって、自分の子どもがやっていたら、はり倒しているぐらい危険なことです。

それが、子どもにとって魅力的なのも、確かなんですが。

そして、なんか、太古から続く戦いに、ものすごい力を発揮するはずの聖杯に似せたカップですが、結局、どんな力があって、なんだったのか、さっぱりわかりません。

これを書いた時点で、もう、続編の構想があったということかな?

スーザン・クーパー,Susan Cooper,
武内 孝夫
学習研究社
発売日:2002-05
 

 

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影との戦い ゲド戦記1

わたしは、よく考えると「ナルニア」も「ゲド」も、映画になるまで読んでないんですね。

自分が、ファンタジー読みだと思っていたのですが、実は、古典的なものにあんまりふれていないことに最近気がついてきました。
いろいろ周辺の解説なんかを読んで、知識はあるんですけどね。

まあ、今から読めばいいか(爆)

ということで、ゲド戦記の1巻目です。

第一印象。

「あぁ、地味だ(爆)」

自分の中で、ものすごく期待が膨らみすぎていたのかもしれません。
昔から、「名作」と聞いていた、あのゲド戦記です。名高いル・グウィンです。

でも、ちょっと待て。わたしは、ル・グインを昔読んだことがある。
サンリオSF文庫の「辺境の惑星」です。確か、竹宮 恵子の表紙にひかれて購入した。
でも、その本は、今はない。
そして、ル・グウィンを読み続けてはいない。
なんでだ???

もしかすると、そのときの印象も、「地味」だったのでは……。

以下、ネタバレありです。

アーシュラ・K・ル・グウィン,Ursula K. Le Guin,
清水 真砂子
岩波書店
発売日:2006-04-07