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島尾敏雄 ちくま日本文学全集32

全然、知らない人です。

内容は、荷風よりは楽しかった…というか、読めた。

物語の1番底にあるのは、自分は特攻隊員で、死を覚悟していた。でも、ある日急に戦争が終わって、特攻に行けなかった。戦争で死ぬことが出来なかったという喪失感みたいな感じです。

それはそれで、「いいこと」なんだけど、うまく受け入れられないみたいな。

うーん、日本のロスト・ジェネレーション?

とかいいつつ、ヘミングウェイほど、盛り上がりもないし、乾いてもいないです。