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かのこちゃんとマドレーヌ夫人

これは、なんだろう。愛の奇跡についてのお話……でもないな~。

読み始めは、今まで読んだ万城目 学ぶのなかでは、おとなしい方で、パワー不足かなぁと思っていたのですが、最終章の疾走感とかっこよさは、格別でした。

猫たちは、集会でこんな話をしてたのか。
いつか、その輪に入って、こんな冒険譚を直接聞いてみたいものです。

よかったです。

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「世界征服」は可能か?

最終的な結論のもっていきたかに、この人のうまさを見たような気がします。

あぁ、「貴族のつとめ」というのは、こういう意味だったのかとか、目を開かせてもらった部分も多少あります。

でも、わたしは、今の世の中、「情報」の過多によりって、階級の差は生み出されるような気がします。もちろん、金を出して買えるものは、階層の差であって階級の差ではないという理屈に従えば、それは、階層の差でしかないのかもしれませんが……。

でも、情報の過多や取り込み方って、価値観も変えてしまうような気がちょっとする。