犬神一覧

ターニングポイント

人狼戦線 アダルト・ウルフガイ・シリーズ4

ほんと、これシリーズでどれよりも、1番最初に読んじゃあかんやつです。
そして、わたしのファースト・アダルト・ウルフガイです。

まあでも、記憶の中では、全編弱りぱなしの印象だった犬神 明ですが、読んでみると思ったより元気だ。
そんなもん、腹の中に入れていたら、不死身でも、そりゃ体調悪くなるわという部分も、今読むと、精神的なものも大きかったのかなとおもえます。

これ以降のシリーズは、多分、「狼は泣かず」しか読んでないのです。

30年以上の年を経ての新展開。ちょっと、ワクワクします。


この世の地獄

魔境の狼男 アダルト・ウルフガイ・シリーズ3

リオ編。

昔、読んでいた角川文庫版では、「人狼地獄」という題名の本だったようです。
内容は、まったく同じ。

早川文庫だと、「リオの狼男」と「人狼地獄篇」の二冊に分かれていたようです。
まあでも、これは、これ1冊で通して読まないとダメだよねぇという感じです。

リオにいって、ハイテンションまでは、なんとなく覚えていたのですが、その後はまったく。なるほど、地獄だというとうところは、本当に読んだのかというぐらい覚えていないです。

こうやってみると、犬神 明、共産圏のスパイとの方がなかがいいな。そういう時代だったのかな。


平井和正の原点的な物語?

地球樹の女神1 最終版

久方ぶりの平井 和正です。
本当は、本で読みたいのですが、ここのところ平井 和正は、e文庫中心の動きになっているので、アドエスにソフトを入れて、e文庫で読んでいます。

ただ、最近というか、ここ数年は、e文庫の動きも、けっこう怪しい……。大丈夫だろうか?

平井 和正は、中学校ぐらいのときに「幻魔大戦」を読み始めたのが出会いです。
それまで、SFは、星 新一と眉村 卓ぐらいしかしらなかったので、このスーパーヒーローものというのは、けっこう衝撃的でした。
マンガは好きだったし、すごく自分のその頃の嗜好にあっていて、しかも、その頃の平井 和正は、ノリにノっていて、大好きでした。

まあ、幻魔大戦が中断したあたりから、ちょっと怪しくなってきて……幻魔大戦の次に書いたのが、この「地球樹の女神」だったのかな?この本は、改ざん事件とかがあって、文庫にならなかったので、結局、今の今まで読んでいなかったのでした。
というか、角川版、アスペクト版、最終版以外のe文庫版と、ことごとく途中で出版が止まっています。お話をすべて続けて読めるのは、徳間書店版のハードカバー(多分、今は絶版かな……徳間書店ともケンカしたいう話を聞いた気が…)と、このe文庫の「最終版」だけだと思います。

さて、内容ですが……なんだか、ものすごく子どもっぽいです(爆)

いや、もともと平井 和正の作品って、特にシリーズものはヒーローものなので、子どもっぽい傾向はあるとは思うのですが、でも、平井 和正って、同時に、ものすごい独特の「重さ」をもった作家だと思うのですよ。
でも、その「重さ」が、ほとんどないのです。少なくとも、この1巻を読んだ時点では。

1番最近読んだ平井 和正は、「月光魔術團」の第1部です。これも、2部以降は、文庫化されなかった……。わたしは、ウルフガイの完結編である「犬神明」を読んでないのですね。
だから、動いていくアクション自体はおもしろいと思うのですが、状況がつかみきれなくて、とまどった思い出があります。

その前には、「ボヘミアンガラス・ストリート」を読んでいて、これは、9巻ぐらいで完結しているとってもまとまったお話です。
これは、平井 和正ぐらいの年の人が、ここまで瑞々しい小説がかけるのかと、感動した思いがあります。

えーと、「地球樹の女神」は、瑞々しさよりも、平井 和正の欲望と偏見が、あんまりにもストレートにですぎている感じです。

そして、やっぱりというかなんというか、平井 和正って、人をトンデモの方向に誘導しているきらいはあるよなぁ……。

さて、この先、この物語が、「重さ」を伴っていくのかどうか……そのあたりを楽しみに、読んでいきたいと思います。


妄想の彼女…

明日泥棒1

外薗 昌也が原作ということで、購入。
しかし、この人、「犬神」とか、「ワイズマン」を描いた人と同じとはとても思えないですね。
でも、「琉伽といた夏」や、「わたしはあい」を読むと、この路線か……。メチャクチャ、妄想。そして、純情な路線ですね。

でも、こういう妄想は……、なんだかとっても懐かしい気もします(笑)
ビーム出すとこまでは、妄想しなかったと思うけれど。

別天 荒人という人の絵も、けっこう唇が色っぽい絵で、お話にあっていると思います。このマンガに関しては、外薗 昌也が、自分で描くよりもいいかも。


「犬神」の世界に…

わたしはあい3

けっこう、このままロボットと人間というお話に期待していたのですが、一気にお話が、「世界」になっちゃったので、ビックリしました。

うーん、この展開と結論は、「犬神」で1回みている気がするなぁと思ってみたりして。
表現の仕方が、「犬神」みたいに自然の使者になっているか、「わたしはあい」みたいに人工的なものになっているかという、オブラートの違いだけな気がします。

結局、どっちも、ブラックボックスなんですよねぇ。

もう1つの仮説としては、実はあいは、正しく紺野くんの欲望(妄想)をサポートしただけではないかとも思った。

つまり、紺野くんが、ああいうストーリーを必要としていたので、あいがそれを実現した(人類滅亡の結論から、救済まで)のではないかと。

うーん。
便利さは、やっぱり人を孤独にするかもしれない。

わたしたちは、どこへ行くのでしょうか?