のろい屋姉妹 ヨヨとネネ 上
ひらりんのかく話は、どうしても、設定が多すぎて、わかりにくくなりがちだな~。
これは、多分、裏設定でいいような設定を、無理に表に出そうとしてしまうからか?
この話自体も、設定の説明的な話です。
だからといって、おもしろくないわけではないのだけれど、決しておもしろいわけでもないという……。
その点、設定読んでも、物語読んでもおもしろい永野 護は、やっぱり天才だと思います。
ひらりんのかく話は、どうしても、設定が多すぎて、わかりにくくなりがちだな~。
これは、多分、裏設定でいいような設定を、無理に表に出そうとしてしまうからか?
この話自体も、設定の説明的な話です。
だからといって、おもしろくないわけではないのだけれど、決しておもしろいわけでもないという……。
その点、設定読んでも、物語読んでもおもしろい永野 護は、やっぱり天才だと思います。
ヤクト・ミラージュが起動した以外、大きなことの起こらないつなぎの巻かな……。
アマテラス死にかけとか、すえぞう登場とか、ヘル・タワーのフタが開くとかは、大きくないのかという話はありますが…。
ということで、重要な情報は、盛りだくさんです。
そして、結構、贅沢な物語の運び方をしています。
コーラス3世死す。
そして、ジュノーンが……。
記憶によると、前半の1番の盛り上がり……とか思って読んだのですが、それほどでもないですね。
というか、ものすごく抑えてかいてあるので、びっくりした。
ジセュノーン自体も、ものすごくあっさりしたロボットだ。
初見の時って、ものすごいイメージ先行で読んでたみたいです。これが、多分、永野 護のいう「いきおい」なんだろうなぁ。
旧版の3巻目の表紙が傑作でした。それで、テンションがあがっていたというのも、あるかも。
ちょうど、「ファイブスター物語」を読み返したくなってきた頃なので、まあ、タイムリー。
しかし、オリジナル版の「ファイブスター物語」は、表紙のクオリティが高いので、こっちは、廉価版、劣化版ぽく感じてしまうのは、しかたないところです。
でも、物語は、やっぱりおもしろい。
さすがに、リブートしたからといって、わたしが最初に見た時の衝撃を感じられるわけではないのですが、良くできた話だなぁと思います。
そして、コミックの作りとしたら、こっちのエピローグで切る方が正しいよなあと思います。
わたしは、あんまり連載中のマンガを掲載誌で読む方ではないので、期待しているのは、大幅な書き直しがあった、戦争まわりのお話ですね。
しかし、連載当時のままだからといって、ミスまでそのままにする必要はあるのか?
そして、続きがでたとき、2系統のコミックスを出していくのか?
この辺りは、不安でもあります。
表紙を飾るクリスティンがきれいできれいで、不憫で不憫で。わたしのなかでは、「ファイブスター物語」のヒロインは、クリスです。
しかし、文法的におかしな文章とか、「源氏物語」の弁慶ってなによとか、テキストについてツッコミどころはあるのですが、絵だけでなくて、これだけの設定を考えて自分で人に伝わるように書く能力というのは、やっぱり凄いと思います。
これを読むと、コミックをまた読み返したくなって「ファイブスター物語」12巻をまた、読み返したりしていました。
この設定集がないと、物語を完全に楽しめたり理解できないというのは、ちょっと問題だとは思うのだけど、「ファイブスター物語」自体、やっぱり、ものすごい魅力的なお話です。