F.S.S. DESIGNS2 ADDLER:JUNO
絵の描き方そのものも、時代とともに変化している。
ハード的な面でも、とても動きの大きな時代だったと思います。
物語のうねりだけでなくて、そういう、現実の歴史も感じさせてくれる1冊ですね。
でも、竹宮 惠子のこだわりを見たときも思ったけれど、絵描きがこだわっているほど、読者は、発色とかあんまり気にしていない……。
絵の描き方そのものも、時代とともに変化している。
ハード的な面でも、とても動きの大きな時代だったと思います。
物語のうねりだけでなくて、そういう、現実の歴史も感じさせてくれる1冊ですね。
でも、竹宮 惠子のこだわりを見たときも思ったけれど、絵描きがこだわっているほど、読者は、発色とかあんまり気にしていない……。
設定資料がおもしろいというのは、どうよという気もするのですが……。
服や、キャラクター、ロボットたちだけではなくて、歴史、物語、すべてをひっくるめてのデザイン。そのこだわりのなかに、「ファイブスター物語」というあるので、やっぱり、この本は面白いのです。
永野 護の「ファイブスター物語」の名場面集みたいな本です。
「ファイブスター物語」は、奥が深すぎるのと、連載が長期になっているので忘れていることも多いので、ときどき、こういう本で、復習をしないといけない。
それって、どうよ。という話でもありますが。
わたしのベストは、ヨーンの話とクリスティンの話かな。
BEST OF FSS
THE FIVE STAR STORIES
(トイプレス)
物語の断片をチョコチョコと与えるという永野護のやり方に、どうやら弱いらしい。
それでも、トイ・プレスの本は、さすがに買ってないんですけどね。
単純に、キャラクターや、MHの絵を見ているだけでも好きです。
ヤクト・ミラージュや、シュペルターは、本当に美しいと思います。
とくに、バスター砲のついたヤクト・ミラージュは……。ガレージキットを見たとき、感動で泣きそうになりました。
魔導大戦。そして、トラフィックスということで、なかなか、派手な展開になっております。
そんななかでも、ヤーポのイヤリングの話や、ヨーンとエストの話、クリスティンとダイ・グの話は、グッと胸にくるものがあります。
ただし、胸にグッとくることが、正しいことではなくてもしかして危険なことなのかもしれないというのは、この作者もわかってやっています。
このあたりの感覚が、基本的に正しいことで、グッとこさせたいと思っている富野由悠季と相容れないところなんだろうなぁと思います。
そのあたりは、ワスチャや、サリオン、デコースを見ているとよくわかります。
復帰したクリスティンの美しさ。その一途さは、でも、最後のセリフに集約されるような危うさを持っています。
ところで、MHのバランスコントローラーっていうのは、ものすごい高性能なはずなくですよねぇ。
それで、転べるちゃあって……。天才??