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四面楚歌の夜 パトロール伝説12

カトマンズは、けっこう長いこといた気がするので、この展開にはちょっと、ビックリした。
まあでも、たしかに今までの「最終戦争シリーズ」を考えれば、オーソドックスな展開なのかもしれない。

しかし、考えれば考えるほど、人類の明日は暗い。

四面楚歌の夜
パトロール伝説(12)

山田 ミネコ

あとりえだば
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猿神の迷宮 最終戦争シリーズ14

完結編。
コミックで出ている「最終戦争シリーズ」は、これでほぼ全部読めます。後は、同人誌の小説を読んでいくという修羅の道に(笑)

夜が明けたら

小角のカトマンズ・パトロール日記になってから、大好きだし面白いんだけれども、展開はものすごくスローリーになっています。それが、ずっと今読んでいる「パトロール伝説」まで続いている感じ。
まあ、今まで、大きなストーリーでグイグイ読ませていたのですが、小角というキャラが出てきて、心の微妙な動きを追いやすくなっているのかなぁと思います。

小角って、けっこう、大雑把な人に見えて、繊細だからなぁ。強いけど。
たしかに、ヒーローだなって思います。

激闘 市立病院

ちょっとずつ、知り合いや友だちが増えていく展開が、けっこう好きです。
そして、バーツマコも、ずっと後悔をし続けていたというところが、ハッとさせるところです。

みんな真面目だから、星野をはじめ、背負いすぎるんだよなぁ。

涙のような雨がふる

ソマの戦士、ハヌマン登場。
八万も大好きだったので、ハヌマンも大好きです。かっこいいと思いません?

猿神の迷宮

普通、人間の部分が人類に恋したり味方して、妖魔の部分は……という感じなのですが、唱の場合は逆みたい。
しかし、ハヌマンは、唱そのものに恋しているのですが、心にはそんなに興味はない?そのあたりは、どうなんでしょうね。

悪夢の日

このあたりから、この前読んだパト伝の月のシリーズまで、話が進んでいない感じがするんですよねぇ。
まあ、小説で、一通り状況を話さなければならなかったということもあると思いますが。

でも、今読むと、星野が小角に頼りたいと思っているのが良くわかる。唯には頼れるけれど、多分、唯や星野ではなくて、もっと若い人間に後を託したいと思っている。
そのあたり、唯のスタンスが、けっこうドライだなぁ。

パトロールの門

パトロール森夜、マンガでは初登場かな。
星野が笑を見つける話。

THE DAY

子ども時代の星野、かわいい。
しかし、小説版を読むと、メチャクチャ危険人物です。よくぞ、まっとうに育ったなぁ。

大車

小説では、このあたりのシェルチェン家と大和移民の関係が、また元にもどっている感じです。
まあ、もしかすると、このあたりと並列な時代のお話なのかも。

ホロちゃんといっしょ

ジャッカルと小角という、けっこう意外な組合わせ。
実は、ジャッカルが、セラフィムとかだったらおもしろいなぁと思っていますが、さすがにそれはないか。

ジャッカル

成長してパトロールスクールに入るジャッカル。
大人は不老方で年取らないけれど、子ども達は大きくなっていく。そこも、けっこう好きなです。

木の音

ジャッカル出自って、実はけっこう謎ですよね。
まあ、これから語られることはない、あの時代にはけっこういる子どもの1人なのかなぁとも思いますが。

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神聖都市伝説 最終戦争シリーズ12

九月の地平線

美人大車に、長髪の永都。
この長髪が原因で、後で真砂流さんが犠牲に。

わたしは、秋田書店版の順番で物語を読んだので、永都を初めて見たときは、すでに長髪だったんですよ。でも、こうやってみると、だんだん髪の毛が長くなっていく様子や、大車が美女に成長していく様子がわかって楽しいです。

海に帰れ

「九月の地平線」、「海に帰れ」、「風の笛」が、わたしの中では、同じ話なんですよ。
大車がすねて危機に陥り、永都がちょっとキレながら助けに来る。

ものすごく物語を動かしたいのに、動かすことができない状況でかかれたのかなぁという感じです。
好きな話なのですが、ちょっと物足りないものを感じます。それでも、かきつづけるということが大切なのかもしれません。

神聖都市伝説

ジェッツ・コミックスで出てました。
これは、秋田版の後に読んでいるはずです。

なんせ、秋田版のソマの王は、覚醒してからはずっと、ほぼ瞑想していたり、サイコフライトしていたりで、あんまり動いているところを知らない。
で、これを読んで、「おぉ、ソマの王強い」と思った記憶があります。

なんか、本気出せば一気に勝てそうな感じもあるのですが、まあ、この人目覚めて、ずっとこの調子で暴れたら、世界や、精霊たちに迷惑かかりすぎだしなぁ。どうも、そのせいで、後で精霊の反発をくらって世界が滅びたのではないかとか思っています。
そして、「花咲く帝王の樹々」の世界に繋がっていく?

風の笛

ジャッカルとかは、その後、活躍していますが、笛吹きはいつか回収されるのでしょうか?
というか、けっこう人が多くなりすぎな感じもありますねぇ。

イリラさんですら、活躍の場がけっこうないからなぁ。たしか、まだこの人、花嫁になってないよね。
でも、そうやってばらまいておいたものが、後々、活きてくるのかも。

双龍

これ好き。
意外な人が、けっこう意外な役をしていて笑います。

風の智天使

これ、すごく好きなんですが、今にして思えば、「ドン伝」よりも先にこれを読んだというのは、けっこう不幸だったかもしれないとも思います。
因縁のキャラがいても、わからないですからねぇ。
後で読み返して、

「あぁ、ナガルコットって……」

とか思いました。

あと、笑さんが消えた後、突然、

「おれは真砂流だ」

のシーンになって、ここもかなり唐突に感じたのです。
まあ、後で「ドン伝」を読んで納得して、おぉ、なんて複雑な構造を持つお話だと思ったりしていたのですが、実はけっこう直線だったという(笑)

まぁ、旧作を出しながら、連載中の新作も出していきたいという秋田書店の思惑もあったのだと思います。

落ち着いていると思っていた唯がけっこう乱暴者ですよねぇ。

風々ちゃんの昼休み

こういう小さい話好きです。
風々かわいいです。

そういえば、最初、風々と大車が出会う話も、感じとしては「九月の地平線」と同じ様な感じだった気が。大車、いっつも、さびしいな。

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がんばれうさぎ

テーマは、うさぎ。
まあ、うさぎといっても、山田 ミネコのうさぎなので、四次元のうさぎです(笑)そして、うさぎであるというだけで、それぞれのうさぎになにか関係があるわけでもない。
内容も雑多で、「霊界トラブルシューター」もあれば、「最終戦争」というか「パトロールシリーズ」もあり、「パトロール伝説」もありみたいな感じです。

楽しい。マンガ版だけでなく、こういうのも全部集めた全集が出て欲しいです。

がんばれうさぎ

山田 ミネコ

あとりえだば
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敦煌 最終戦争シリーズ11

敦煌

タオが復活して、真砂流の救出へ。
このあたり読んでいると、いかに星野に負担とプレッシャーがかかっているかがよくわかります。昔読んだときは、そんなことは全然感じなかった気がしますが。

なんかねぇ、ナリスが死んだ後のヴァレリウスを思い出して、かわいそうに思うんですよ。自分のやりたいことは明確にあるのに、責任感のためにそれをすることができない。大人な人なんですよねぇ。

開放都市

「最終戦争伝説」の連載最後の作品。ここで、掲載誌がなくなって……。その話、なんかパトロールシリーズの時も聞いたような気がします。

星野が思いっきり永都を殴るじゃないですか。あのシーン、昔は意味がわからなかったんですよ。
でも、今読むと、ちゃんとわかりやすいように、その前に笑さんと星野のシーンが入っていて、だからこそ、笑さんを守れない星野の歯がゆさみたいなものも入っているのがとても良くわかります。

そして、この頃からずっと、今に至るまで、自分の後継者を探していることも。もう、自分は荒野に行きたくて行きたくてしかたないんですよねぇ。

そして、ここで物語を終わらせられた読者は、悲鳴をあげたことと思います。

孔雀天使城

ちゃんと、それでもコミックスのかきおろしで、なんとか決着をつけてくれるところが、山田 ミネコの偉いところだと思います。
ソマの王の目覚めまで。

唐突な感じは否めないけれど、それは端折ったエピソードもあったみたいなので、しかたないです。

これでちょっと強くなりすぎて、永都の活躍の場が減ってしまった感じもします。だから、小角が呼ばれたような流れですね。