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ブッキングライフ1

また微妙な世界を選んだもんだ。
臓器移植。昔「コーマ(昏睡)」という本を読んだせいか、あんまり脳死の臓器移植には、いい印象がありません。

まあ、そういうギリギリの生死の現場で、自分の信念のままに仕事をしている人がいるということで。

わたしも、ドナーカード持っています。
実は、臓器移植は、希望しないになっていますが。
別に脳死になっても生きていたいとか考えているわけではなく、わたしが、自分が死んだ後に、自分の体の一部がどこかで生き続けていると考えるのは、あんまり気持ちいいことではないなぁと感じるからです。
死んだら、消えてなくなりたいです。

もちろん、それは、人それぞれの感じ方の違いがあると思います。

「ブラックジャックによろしく」的なノリを期待していたので、物語的には、ちょっと、不満かな。

でも、これから、「どうしようもないこと」をこの作者がどういうふうに書いていくのかは、興味があります。

ブッキングライフ(1)

高田 裕三 / 講談社(2003/08/05)