永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,ファイブスター物語 リブート,角川グループ,角川グループパブリッシング,角川書店

ファイブスター物語 リブート5 ATROPOS2

「アトロポスの章」完結編。

前巻とは打って変わって、急展開の1冊です。
これ、前のコミックでは、大幅に展開が省略されちゃっているところで、こっちを読んでみたかったんです。

読みやすさは、前の刈り込まれた方がたしかにあるのですが、こっちの方が展開が丁寧で好きです。

永野護,読書ファイブスター物語,ファイブスター物語 リブート,永野 護,秘密,角川グループ,角川グループパブリッシング,角川書店

ファイブスター物語 リブート4 ATROPOS1

ヤクト・ミラージュが起動した以外、大きなことの起こらないつなぎの巻かな……。

アマテラス死にかけとか、すえぞう登場とか、ヘル・タワーのフタが開くとかは、大きくないのかという話はありますが…。

ということで、重要な情報は、盛りだくさんです。
そして、結構、贅沢な物語の運び方をしています。

永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,ファイブスター物語 リブート,角川グループパブリッシング,角川書店

ファイブスター物語 リブート3 TRAFFICS

トラフィックス1です。

最初読んだ時は、メチャクチャ入り組んでいる……とか思っていたのですが、人間関係や、物語が見えている状態で読むとそうでもない。どうしてそこで、そのエピソードが入ってくるのかが、けっこう良くわかる感じで、今回、ビックリ。
何にビックリかといえば、お話が、けっこう、しっかりした起承転結をもっていることにビックリしました。そんなに、破天荒じゃないやん…みたいな。

全体が見えている人間からしたら、ものすごくしっかりと組み上げられている話だったんだ……。でも、前が見えずに読んでいたときは、本当に、どうなるんだろうとドキドキしていたのを思い出します。
そのドキドキ感は、再読では少なくなります。
まあ、「新しい発見がある」というのは、こういうことだというお手本みたいな本です。

多分、この物語がなかったら、語られるのをゆるされなかった物語っていうのが、けっこうある気がします。
どうなんだろう?

永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,ファイブスター物語 リブート,ロボット,永野 護,角川グループ,角川グループパブリッシング,角川書店

ファイブスター物語 リブート2 CLOTHO

コーラス3世死す。
そして、ジュノーンが……。

記憶によると、前半の1番の盛り上がり……とか思って読んだのですが、それほどでもないですね。
というか、ものすごく抑えてかいてあるので、びっくりした。

ジセュノーン自体も、ものすごくあっさりしたロボットだ。
初見の時って、ものすごいイメージ先行で読んでたみたいです。これが、多分、永野 護のいう「いきおい」なんだろうなぁ。

旧版の3巻目の表紙が傑作でした。それで、テンションがあがっていたというのも、あるかも。

永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,ファイブスター物語 リブート,マンガ,戦争,永野 護,角川グループ,角川グループパブリッシング,角川書店

ファイブスター物語 リブート1 LACHESIS

ちょうど、「ファイブスター物語」を読み返したくなってきた頃なので、まあ、タイムリー。

しかし、オリジナル版の「ファイブスター物語」は、表紙のクオリティが高いので、こっちは、廉価版、劣化版ぽく感じてしまうのは、しかたないところです。

でも、物語は、やっぱりおもしろい。
さすがに、リブートしたからといって、わたしが最初に見た時の衝撃を感じられるわけではないのですが、良くできた話だなぁと思います。

そして、コミックの作りとしたら、こっちのエピローグで切る方が正しいよなあと思います。

わたしは、あんまり連載中のマンガを掲載誌で読む方ではないので、期待しているのは、大幅な書き直しがあった、戦争まわりのお話ですね。
しかし、連載当時のままだからといって、ミスまでそのままにする必要はあるのか?

そして、続きがでたとき、2系統のコミックスを出していくのか?
この辺りは、不安でもあります。