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クロンダイク

「ダイスじゃないゲームがしたいよー」

と言うことで、次のゲームは「クロンダイク」です。

「次はこれ!お父さんがドイツで買ってきたー!

この人とばっかり遊んでますな。2年生の子が持ってきてくれました。
ドイツで買ってきたーというぐらいですから、もちろん、日本語ルールはついていません。
たしか、子どもゲーム賞のマークが入っていたと思います。

「ルールは?」

「簡単やん」

それで、説明がすんだら苦労はないですねぇ。
なんか、箱のなかからは、謎のものがいっぱい出てきます。

黄色と黒色と灰色のビー玉ぐらいの大きさの玉がいっぱい。

「黄色いのが砂金で、黒いのと灰色のはただの石なの」

ようするに、砂金であるところの金色の玉をたくさん集めるゲームのようです。

ずた袋。

「この袋のなかに、金と石が入ってて、3つとるの。
 全部金やったら、取った人が2つと見てる人1つにわれるの。
 それでえ、全部石やったら、その人の番は終わりになるの。」

アライグマの人形。

「灰色の石が出た人は、アライグマをもらうの」

ロープと大きな鉄のお皿。

「もし、石と砂金が混ざっていたら、このお皿の上で砂金だけとるの」

実際に、玉を3つ載せて実演。
なんと、お皿をどう動かしてもいいから、お皿の上から砂金だけを残してそれ以外の玉を落とします。
すごい。前代未聞のアクションゲームです。

た、楽しいそうだ。

「じゃあ、上手に砂金だけお皿の上に残せたら、それをもらえるんだ?」

そんなアクションの練習さえしたらいい単純なゲームではありませんでした。

予想カード。

「砂金取りをするとき、他の人は、何個金が残るか予想するの」

予想用のカードが3枚あります。カードはそれぞれ、砂金が「2つ残る」、「1つ残る」、「1つも残らない」です。
見ている人は、何個の砂金が残るのか予想して、裏向けにして自分の前に出しておきます。

木の小皿。

「ここに、見ている人は、自分がかける砂金をのせるの。
 それで、残った砂金の数がはずれていたら、かけた砂金をあげないといけないの。
 残った砂金の数があたっていたら、砂金取った人は、その分、その人に砂金をあげないといけないの。
 お皿の上に残った砂金は、砂金を取った人がもらえるの。

円いロープ。

「これは、お皿の周りにおいて、玉がころがらないようにするの」

すごく、細かい気配りです。

とにかくやってみようということで、それぞれ最初に4つの砂金をもってスタートです。
さて、石1つと砂金2つが混ざっています。さっそく、砂金取りです。

「じゃあ、わたしは、砂金を2つ賭けるね」

お皿に砂金だけを残すテクニックは、いろいろあるようです。
グルグルまわしていって、石だけを遠心力でとばしてしまう方法や、お皿をうちわのようにあおいで、いらないものだけを外に放り出す方法。
オーソドックスなのは、グルグルと遠心力で飛ばす方法かな?

 鉄のお皿の上を3つ玉が転がるので、けっこういい音がします。体動かして、五感をしげきしながら出来る遊びというのは、とっても楽しいです。

「なんで、まわさんとこうと思う砂金だけがまわるんやーー」

とか、いろいろ予想外のことがおこってきます。一説によると、「砂金と石の玉の重さが微妙に違っていて、砂金の方が飛びやすくなっている」といううわさが、大人の間でまことしやかに流れていました。
ホンマかいな(笑)

「あー、砂金1こしか残らんかったー」

この1個は、砂金取りをしたりんがもらいます。

「予想は、『1個』です」

なんですと?
そうすると、予想があっている人に、その人が賭けた分の砂金をはらわないといけません。今回は、2個賭けています。だから、2個渡さないといけない。
差し引きマイナス1(泣)

もちろん、グルグルまわして砂金をとっていくというアクションが、なによりもすごくおもしろいです。なんか、昔、似たようなことをして遊んだ気もします。懐かしい感じがしますが、ゲームとして今までなかったです。だれや、こんなこと思いついたのは。

さらに、この残る砂金の量を予想して賭けるという部分がすごいです。上手に砂金を取れる人が勝てるとは限らない。
上手な人なら、2この砂金を確実に残せるかもしれません。でも、予想されちゃうと、自分が苦労してとった以上の砂金をもっていかれてしまいます。
じゃあ、無理に全部金を飛ばしてしまうか?でも、相手が0を予想していたら、大赤字になってしまいます。
よそうカードが3つというのも、かなり考える幅を減らして、深く考えるようにしてくれます。
とった玉のうち砂金が1つしかない場合なんかは、「0」か「1」かの二択でけっこうきついです。

賭ける方も、賭がはずれたら、掛け金をもっていかれてしまいますから、けっこう慎重にならざる得ない。
そして、勝負の行方を見守らないといけないので、自分の手番でなくなっても、けっこう手に汗にぎるという感じなんですねぇ。

今回、遊んだゲームの中でも、けっこう気に入った、オススメのゲームです。
遊んだゲームは、ドイツ直輸入のようなので、もしかしたら、あんまり手に入りにくいのかなぁ。
できたら、子どもゲームのお店で扱ってほしいですねぇ。

ギミックいっぱいなので、けっこうなお値段のようですが、オススメです。
わたしは、通販以外で見かけたら買いますね。
製造元は、ハバ社。ジョルダン社、輸入はどうよ。

「ところで、アライグマの意味は」

「だから、3つ砂金が出たとき、わけるの!」

すまん。全然、このアライグマだけ全然意味がわかりませんでした。
どうやら、ネットで調べてみると、「3つとも砂金だったとき、2つは砂金を取った人がもらって、もう1つはアライグマのコマを持っている人のところにいく」というルールでした。
2人でしていたので、いつも、2つと1つに分けていたような気がします。だから、機能していたのかどうかわからなかったんですね。

ゲームが終了するときには、子どものギャラリーがついていて、

「遊ばせてー!」

の声。
アクションは、外から見ていても楽しそうなので強いです。

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6月のうつぼゲーム会が、6月29日(日)うつぼ会館で開かれました。

「うつぼゲーム会」も、残すところ今回をふくめてラスト2回です(本当は、もう7月のうつぼも終了しました。レポートがおくれております)。
「うつぼ会館」の収容人数が、参加していただく人数に対して、だいぶん限界にきているというこもあり、「うつぼゲーム会」は、会場を変えて「ゆうもあゲーム会・大阪」として生まれ変わります。

「ゆうもあゲーム会・京都」も発足しましたし、関東の方でも、ゆうもあゲーム会をたちあげようという動きがあるようです。
こうやって、気軽に、町々に子どもやご家族が、ボードゲームを楽しむ場所が増えていくといいですねぇ。

今回は、ゲームを運搬する車がないということで、わたしが、車で靱会館まで行って、ゲームの運搬をすることに。
大阪までは、けっこう遠いのですが、1回「彦根カロム」を持って行って遊んでみたいということもあり、まぁ、車でいけるというのは悪くないなぁと。

高速に乗るとけっこう高速代が高くつくので、バイパスと下の道を通っていきました。
休日で、朝、ということもあって、渋滞とかにあうことなく、けっこうスムーズに靱会館まで着くことができました。

方向音痴のりんが、スムーズに?
これもすべて、ナビのおかげですねぇ。これがなかったら、とても、

「大阪まで行きます」

とは言わなかったと思います。
役に立つヤツです。

では、覚えているゲームだけ(笑)、紹介していきたいと思います。

カウントダウン

また、お客さんの少ない午前中。
最初に遊んだゲームは、「カウントダウン」。

4種類のサイコロが、すごく考えてあります。
なかだるみしやすい中盤に、ゲームがすごく動きやすくなっていて、終盤は、ゆっくりテンポでハラハラ感を盛り上げてくれます。

もちろん、いつも、確率通りにゲームが動くわけでなく、

「そんなことありえへんやろーー」

という展開になることもあり、ゲーム慣れしていない人、初対面の人とするには、なかなか盛りあがる優れもののゲームではないかと思います。

ただ、サイコロを振り続けるだけのゲームなので、何回も、何回も、くり返しするのはちょっと苦しいです。

そして、苦しいほど、何回も何回も、サイコロを振り続けるわたしたち(笑)

「もう、終わろう。次のゲームしよう」

「ダメー。今度は、50点まで爆発しないルールでするの」

だれかが、失点30点を越えたらゲーム終了というルールで遊んでいたのですね。それを何回かした後、さらに失点50点終了ルール……。

なんか、2年生の子の今回のお気に入りゲームだったようで、終わらせてもらえません。
こんなけしたら、いろいろな超常現象も見ることができました。
「一気に『3』『2』『1』『0』と4つカウントダウン、そして爆発」の現場と、「4つともサイコロ同じ目で即爆発」というめずらしいものを見ました。

記憶によると、どっちも、わたしが自分で出していたような気が。
もしかして、わたしって超能力者?

「もうかんべんしてくれ~」

「えー、もっとこれで遊びたいのに。しかたないなぁ。じゃあ、次はこれ」

「ギャー」

ナッシュ

「次は、これ」

と言って見せられたゲームが「ナッシュ」でした。
またまた、思いっきりサイコロが振れるゲームです。
なんてヘビーな連続攻撃。
まあでも、このゲームはしたことないので、遊んでみよう。

「ナッシュ」は、6つのサイコロを振り合うゲームです。
ちなみに、「カウントダウン」は、4つのサイコロを振り合うゲームでした。増えとるんかい!
まあでも、ルールは全然ちがいます。サイコロも違います。ナッシュで使うサイコロは、普通の6面ダイスです。

プレーヤーは、騎士です。
カードの山が2つあって、カードには、「お城」の絵とか、その他いろいろな特殊技能とかの絵が描いてあります。
その2つある山の1番上のカードのどちらかを、サイコロを振って獲得していくのがゲームの基本的な流れです。

カードには、サイコロの絵が描いてあります。例えば1枚のお城のカードを例に取ると「4」、「4」、「4」、「2」と4つのサイコロが描かれています。
このカードに描かれたサイコロよりも、強いダイスの目を出せば、カードを獲得することが出来ます。

ダイス目が強いというのは、どういうことか?それは、同じ目を出しているサイコロをたくさん作るということです。
例のお城の場合は、「4」の目が3つ描かれていますから、とにかく、6つのサイコロのうちで「1」から「5」のなんの目でもいいから、同じ目を4つ出したらOKです。また、カードには「4」の目3つと「2」の目が描かれていますから、自分の振るサイコロは、「4」の目3つと後と「2」よりも大きな目がでたら、それでもOKです。

でも、いきなり6つサイコロを振ってそのうち4つが同じ目なんてことあまりあり得ません。その確率は……、自分で考えてください。
だから、プレーヤーは、好きなサイコロを残して3回まで振りなおすことが出来ます。
でも、「6」の目は最悪です。「6」が出たら、なんとそのサイコロは、使えません。振り直しに使うこともできません。

こうやって、カードをどんどん集めて、自軍を充実させていくわけです。
そして、このダイスゲームが、外のダイスゲームとは、少し違うところ。それは、他のプレーヤーが持っているお城を攻撃できることです。
この場合は、お互いにサイコロの振り合いになります。そして、今まで獲得した特殊カードによって、いろいろな特殊技能を使うことが出来ます。例えば、「2」の目のサイコロ1個分になるカードとか、いろいろな特殊カードあります。

勝利条件が、3つあります。
これも、このゲームの変わってているところというか、工夫ですね。
勝利条件は、

  1. 城カードを4枚獲得する。
  2. 城カードを4枚獲得して、王様に挑戦して勝つ。
  3. 城カードを2枚獲得して、決闘カードを3枚持っている。 

の3つです。
だから、積極的に、相手をガンガン攻めていくことも出来ますし、専守防衛に徹して国力を充実させて勝利を狙うことも出来ます。
このあたりのいろいろな選択肢が、このゲームを遊ぶ人の幅を広げていると思います。

ちなみに、勝利条件の2の王様は、爆裂に強いです。「5」が3こに「1」です。このゲームでは、「6」は除外の数ですから、最低でも自分も「5」を3つ出さなければなりません。
そして、王様に負けると自分のお城を1つ潰されてしまうという厳しいペナルティがあります。

今回は、2年生の子と2人で遊びました。
で、今回とった作戦は、「とにかくお城を集めて、勝利条件1を満たす」でした。で、「お城がないときは、ひたすら決闘をいどんで、決闘カードを集めて、勝利条件3も狙う」
もちろん、相手がお城を取っていたら、そのお城をめがけて攻撃します。鬼。
2人だと、攻撃相手が1人しかいないので、固定しちゃいます。だから、持っているお城の奪い合いになることが多いようです。
だから、この作戦は、2人プレーでやると、けっこう激しい叩き合いになることが判明しましました。

まぁでも、叩き合いも楽しいですよ。「カウントダウン」が、サイコロ振っている間、他のプレーヤーとあまりかかわりあいが少ないゲームですので、また違った楽しさが楽しめます。

相手は、わりと慎重作戦です。カタパルトとか、アイテムを充実させようという作戦ですね。
でも、サイコロの目がいいのが災いします。だって、「6」ばっかり出してくれます。

わたしの方は、おりゃあと、城カードを相手から奪ったりして、3つのお城と決闘カードを3枚集めました。

「おっちゃんの勝ちー」

「えー、何でーー」

本気で、抗議しています。
どうやら話を聞くと、家で遊ぶときは、お城4つの勝利条件しか採用していない模様です。

「むーー」

納得いかないようなので、そのままお城が4つ集まるまで続けます。大人でしょ。
で、鬼のような攻撃で、4つのお城を集めます。
そろそろ、サイコロも、振り疲れてきました。

「よし。今度こそ、お城4つで、おっちゃんの勝ちー」

「むー。このカードが全部なくなるまでやるのーー」

山札全部なくなるまでやると、主張しております。

負けず嫌いとか、そういうのでは多分なく、ただただひたすらサイコロをゴロゴロと振っていたい小学2年の初夏であったという……。

ナッシュ

/ Abacus


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きのう7月27日、7月のうつぼゲーム会に参加してきました。
遊んだゲームは、

「ハニーロード」
「マッチファイブ」
「リトルゲーム・ポーカー」
「ハンカチ落とし」
「マンマミーア」
「帽子取りゲーム」
「ノイ」
「カルカソンヌ」
「ねことネズミの大レース」
「穴掘りモグラ」
「はげたかの餌食」

ぐらいだったかな?

終了後、大変ショッキングな出来事があまして、周りに迷惑をかけまくり
へっこんでいましたが、今、これを書いているということは、なんとか、復活したということです。

周りの方々には、本当にご迷惑と、ご心配をおかけしました。

なんがあったか?
待て、レポート。
↑ 1カ月後ぐらい(笑)

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ピット

今回、いきな子どもたちにヒットしたいたのが、「ピット」でした。

実は、前回ぐらいから、大人たちの間では遊ばれていたんですよ。
子どもたちの間から、

「おとーさんたち、うるさすぎー。ケンカしてるのー?」

という子どもたちの非難をあびながら、楽しそうに大人だけが遊んでいたわけです。

で、わたしは、イエローサブマリン京都店に行ったとき、この「ピット」の箱を見つけたわけです。
速攻買いですよ。
そして、速攻すぎました。

買った「ピット」は英語版。なんと、日本語のルールがないという(泣)。

いや、簡単すぎるほど簡単なルールなんですよ。
なくったって出来るし、訳すのだって英語だし、難しくない。
でも、わたしのような小心者は、ちょっと気になるんですよねー。

そして考えたのが、この前「うつぼゲーム会」で遊ばれていたぞ。今回も、これを持って行って、遊び方を教えてもらおう。

「うつぼゲーム会」に行ってみると、前回遊ばれていたピットがちゃんとありました。
しかも、よく見ればそれば、なんと「日本語版ピット」ではありませんか。
もちろん、ルールも、日本語でした。

これも、ご迷惑をおかけしているゲームファミリーさんの物でした。見せていただくことをお願いすると、快く貸してくださいました。
ほぼ、準スタッフ。というか、スタッフ以上にスタッフです。もっと、精進せねば。

気になっていた部分が全部解決いたしました。

解決したら、遊びたくなるのは、人の常(笑)。
さっそく、子どもと試します。
いきなり、小学校就学前の子も入れてです。

大丈夫。大丈夫。
「ファミリーで子供と遊ぼう」のページでは、「小学生低学年から楽しめるゲーム」に分類されています。
この子は、あの8歳以上のゲーム「カルカソンヌ」で、わたしを破った子どもです。
もうあの時点で、小学校卒業です(笑)。

ヨーイ、スタート。

手札が9枚ずつ配られます。遊ぶ人数によって、使うカードが変わるところは、「そっとおやすみ」と似ています。あれは、4枚の同じ絵のカードを人数分組使いましたが、「ピット」は9枚の同じ絵柄のカードを人数分組使います。

シャッフルして配られていますから、手札は、バラバラです。
これを人と交換して、全部、同じカードにするのが目的です。
うーむ。このあたりも、「そっとおやすみ」と似ていますねぇ。

でも、カードは9枚です。「そっとおやすみ」みたいに、1枚ずつとなりに渡していたのでは、なかなか揃いません。ジョーカーだってありません(基本ルールということで、牛カード、熊カードは使っていません)。

交換のしかたは、大胆です。
なんと、ゲームがスタートしたら、一斉に自分の交換したい枚数を叫びます。

「1枚!1枚!1枚!」

「2枚!2枚!」

そして、枚数が合致した人と、いらないカード同士を交換します。

このあたりは、「そっとおやすみ」とは、正反対。
うるさいわけです。でも、熱くなって、盛りあがるところです。
ただし、交換するカードは、全部同じ絵柄じゃなくちゃいけません。それから、1枚から4枚までの間で交換しなければなりません。

時には自分が、

「4枚」

と叫んでいても、だれも4枚交換がいなくて、

「3枚」

という人がいたら、すかさず自分も枚数を減らして3枚だけ交換するというテクニックもあります。

自分の手札が全部、9枚揃ったら、テーブルの中央のベルを『チン』と鳴らします。
これが、気持ちいいんだ。
わたしのは、もちろんベル付きです。ベル必需品。

で、1回やってみたのですが、小さい子、ちょっと無理っぽい?

無理っぽい理由を考えてみると、最大の問題は手が小さいことです。
9枚のけっこう大きなカードを持ってプレーすることは、かなり難しい。

そして、そのせいで、1番最初カードを配られたとき、揃っているカードを種類別に並べたりするじゃないですか。
↑ ベテランプレーヤーは、手札の内容を知られるのを嫌うため、あえてバラバラにしておく人もいますが、わたしや子どもは、揃えるわけだ。
その揃えるのが、メチャクチャ遅いんですねぇ。

あと、ベルが届かない。

でも、逆に言うと、遊びにくい部分って、それだけなんです。

1番対処が簡単なのは、ベルをその子の前におく。

それから、カードは別に持たなくても、テーブルに置いてふせておいてもいい訳です。自分でも見えないわけなんですが、揃っているカードと揃っていないカードの別や、揃ってないカードが何枚ずつあるのかは、伏せていても分けておけばわかります。
あと、覚えておかなくちゃいけないのは、「自分が何のカードを集めているか」ぐらいの物です。

最後。自分の手札を並べる時間がない。これも簡単。この子が、自分のペースで並べて、並び終わったら、この子が、

「ゲームスタート」

の合図を出せばいいわけです。

そう。最初カードを並べるのに時間がかかりますが、後は対等に出来るのです。

「2枚!2枚!あぁ、1枚でいいわ」

とかも、すぐに出来るようになって、ベルも何回か鳴らしていましたよー。

このゲームで、何よりも楽しい瞬間は、ベルを『チン』と鳴らすことです。
大人でも、気持ちいい。
そして、けっこうみんな一緒に揃うことも多いので、

「あー、わたしも揃ったのにーー」

とかいう悔しそうな声も聞こえてきます。これがまた、賞賛の声に聞こえてくるんですよ。

ガックリくる瞬間は、交換した手に入ったカードと交換に相手に差し出したカードがまったく同じだったときです。
ヘニャヘニャとなります。

そして、またそれを交換に出してみたら、相手も同じカードを出して、交換が成立したりということも、最初のうちはありました(笑)。
同じ相手と、同じ枚数交換してはいけない。同じカードがぐるぐるまわっていることも多いから。

単純で、熱くなれるからでしょうか、その後、子どもたちにも、何回も遊ばれていました。

そして、それを後で見たベテランスタッフが1言。

「おぉ。子どもたち9枚でやっているのか。6枚ぐらいにカードへらしてもよかったのに」

さ、さすが。
そんなことは、思いもよらなかったわたしでした(笑)。

こんな感じの楽しいうつぼゲーム会でした。

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ハニーロード

最近の「うつぼゲーム会」のヒットゲームです。
以前から、

「このゲームを遊びたい」

というご家族、子どもはおられて、もちろん、その希望に答えて遊ばれていたのですが、その希望がかなわないことも多かったゲームです。

なぜ?ルールが複雑すぎて子どもにはわからないのか?
いえいえ、子ども用のゲームです。

なぜ?人数の幅がせますぎて、せっかく遊びたくても、人数が集まらない、もしくは、多すぎるなんてことがあったのか?
いえいえ、人数は3人から6人と集まりやすい人数です。

なぜ?ゲームに時間がかかりすぎる?
いえいえ、30分もかかりません。それに、長いゲームでも、「うつぼゲーム会」はOKです。

その理由は、スタッフが対応できない。
もちろん、ベテランスタッフは出来るのですが、わたしにはできない。
なぜなら、このゲームには、日本語のルールがついていないから。

どうやら、日本で発売される前に、ドイツで直接購入されたか、ドイツから直輸入されたゲームのようです。
さすが、「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ」が関わっているだけあります。置かれているゲームもワールド(特にドイツが中心ですが)に広がっています。

これでは、いけないということで、ベテランスタッフに、教えてもらって、ご家族と一緒に遊んできました。

対応できるスタッフも増えたということで、「ハニーロード」は、大人にも子どもにも引っ張りだこでした。

子ども用のただ単純なチェーンの引っ張り合いのゲームです。チェーンを引っぱって、だれかのくまを中央の穴に落とせば、ハチミツをもらうことが出来ます。

これが、大人の引きでは落ちなくて、なぜか、子どもが引っぱると落ちるという。

「なんでやー」

と大人が叫び出すゲームです。こういうゲームは、子どもは得意になって遊びます。
子どもが楽しそうだと、やっぱり大人も楽しそうです。連れてきた甲斐があるってもんですね。

ハチミツは、ガラスでできているのですが、色がとっても綺麗です。昔、ビー玉の袋を買うと、1個か2個、油だんと呼んでた、全体に泡がういているような綺麗なビー玉が入っていたのですが、ちょっとアレに似ています。なんか、おいしそうです。
そして、チェーンとクマの立体ゴマ。
「穴掘りモグラ」と同じように、箱全体がボードになっています。四角い箱に、まるい同心円の描かれたボードがのっていて、中心には穴が空いています。そのあたりも、楽しさを醸し出しています。
あぁ、そういえば、紙が入っていないためにいつも「うつぼゲーム会」では、遊べない「カヤナック」も、箱全体がボードになっていて、子どもを引きつける物を醸し出しています。
全然ちがうゲームなのですが、子どもを引きつける似たポイントというのがあるのかもしれませんね。

で、ルールなのですが、自分が覚えて帰ってきたルールと、今、ネットで調べたルールでは、若干の違いが……。

子ども用ゲームは、ステップの違いによって、アレンジのルールがいくつもあったりしますので、それかもしれませんが……。

まぁ、ルールなんか知らない子どもたち同士でも、自分たちでルールを作って遊んでいたそうなので(そして、チェーンを引っぱってクマやハチミツを落とすというところはおおむね間違っていなかった)、そんなにこだわらなくてもいいのかもしれません(笑)。

正式なルール、正式なルールと言っているのは大人だけ。
子どもたちにとっては、おもしろそうなもので、おもしろく、それなりに公平に遊べたら、それでいいのかもしれません。

まぁでも、スタッフとしては、それでも、正式なくわしいルールを知っておく必要はありますね。
どっかに、日本語訳のルールないかなぁ。
日本で発売されているのを買うか?

見た記憶はないけど、本当に発売されているのか?