ローゼンメイデン10
「 Rozen Maiden」から続いてきた物語が完結しました。
すごい物語を読んだ。
最後に今までの物語をすべてひっくり返す。
でも、ひっくり返すためにいままでの積み上げがあったともいえる。
「乗り越える」という言葉は、重い。
あぁ、この人はもしかして夕霧がそんなに嫌いでないのでは。
ということで、ちょっとダレる感のある「須磨」から帰ってからの「源氏物語」ですが、なかなか、魅力的にかかれていました。
「宇治十帖」の楽しさは俵 万智に教えてもらったし、いろいろな人の「源氏物語」を読むもんだなぁと思いました。
ただし、「若菜」が、上下にわかれているのはいいのですが、「若菜」の上の途中でこの本が終わっているのは、ちょっといただけないなぁ。
そして、紫上と女三の宮が会っているのをいいことに、朧月夜の君に会いに行く光源氏。
最低ですな。
その最低さが、ほんとうに淡々と書いてあって面白いです。
うーん。この淡泊な感じが、いい味になっています。
サイコロを振って、個人ボードに配置していって、というゲーム。
アレアのゲームだけに、ちょっと難しいルールだったような記憶が。
思った目が出なくて、全然ダメだーと思っていたら、最後、けっこう僅差になってビックリしました。
多分、どんな手をとっても脱落しないようにメチャクチャバランス調整されているような感じがしないでもない。
ある意味、「プラエトル」とは、まったく逆の調整をされているゲームだと感じました。
サイコロなのに、そんな調整ができるというのが、ちょっと驚きです。
たまたまか?
何回かしてみないと、わからないですが。