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天の血族1

「天馬の血族」は竹宮 惠子ですが、こっちは、「天の血族」です。

古代と明治が、これから交わって行くみたいです。
わりと、この人の歴史物って、ファンタジーやSFでもあっても、「不思議がない」感じで進んでいくので、どんな感じで交わるのかは、結構興味があります。

夢オチ?

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空の中

実は、「図書館戦争」が読みたいなぁと思っていた有川 浩。初読みです。
期待していた以上に、面白かった。まだまだ、おもしろい小説を書く人は、いっぱいいるなぁ。

ライトノベルがスタートでも、ラノベを越えていく人の作品というのは、読む価値があるな~と再確認。桜庭 一樹、冲方 丁、有川 浩と、なかなか、高確率でいい感じです。

最初読んだときは、「E・T」がしたいのかと思っていたら、途中で、「火星人襲来」みたいなパニック小説になったり、心理サスペンスっぽくなったり、いろいろ楽しませてくれました。
で、割とちゃんとSFしてるんじゃないかというところも、好感度高いです。

寄せ集め的な感じもあるのですが、そこが安心感にもなっていると思います。
そして、最後はこの人独特のところに着地した感じです。

うん、結構、硬派なところも好きです。
大人のライトノベルといわれて、納得です。

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発売日:2008-06-25
 

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日本SF全集2

このあたりが、SFブームの到来なのだそうですが、実は、わたしこの時代の人のSFって、わりとスッポリ抜けてます。
山田 正紀と川又 千秋ぐらいかな、同時代に読んだのは。

山田 正紀は「神獣聖戦」、川又 千秋は「幻詩狩り」、「反在士の鏡」あたりを読んだ記憶が。
「反在士の鏡」以外は、小難しかったような……。
あと、野田さんを読んだのは、最近だし。

一番面白かったのは、「冬の指」と「ニュブルクリングに陽は落ちて」の2つかな。
エマノンの梶尾 真治もいろいろ読みたいです。

「冬の指」は、今回初めて読んで、やっと、「幻詩狩り」の意味がわかった気がした。

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発売日:2010-03-10

 

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天地明察 上

冲方 丁は、今まで読んだことがなかったですが、ライトノベルのイメージがあったので、もっとSFよりのお話を想像していました。
「暦をつくる」といえば、陰陽師。ということで、「帝都物語」的なお話を期待して読み出しました。

期待とは全然違って、まったくSFではなかったですが、楽しく読めました。

勉強がおもしろいことに気づかしてくれる1冊ですね。これと「哲学的な何か、あと数学とか」は、学生時代に読んでおきたい物語だと思います。
青春ものであり、少年マンガ的であり、それでいて、歴史物としてリアルで楽しい。

なにより、主人公だけでなくて、出てくる人がいい味を出していて素敵です。

すばらしい。

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発売日:2012-05-18

 

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ノーベル賞受賞者の精子バンク

思った以上に面白かった。同時に、いやな感じも残るんですけどね。

わたしが、人工授精とか、この手のことで知っている知識は、昔読んだ夏樹 静子の短編ぐらい。
今調べてみると、「ガラスの絆」っぽい。

あと、海外のフェミニスト系SFかなにかで、ホモセクシャルの友だちのために子宮を提供する女友達の話を読んだような気がします。
多分、女性の作家で短編。
確か、ホモセクシャルの友だちのために子宮を提供する女性は、ウェンディとか呼ばれて、社会的に認められているような設定だったような記憶が……。
これは、全然、検索してもわからないなぁ。多分、ハヤカワSF。

というわけで、まあ、天才の遺伝子から天才が生まれるかどうかは興味ないんだけれど、それが生み出す人間関係は、どうなっていくんだろうという興味があります。
「馬とかは、完全に血筋ジャン」とか言い出す人もいるかもしれませんが、あそこまで特化してやったことで、サラブレットって、自然に生きて行くためのものを一杯捨ててしまっていて、多分、繁殖されている分には良いけど、人間の保護がないとかなり生きていけない動物になってしまっている気がします。

あぁ、デザインベビーの話だとすると「私の中のあなた」も、関係ありか。
あれは、姉を生かすために妹を産むというお話でした。

どうしても、子どもを持ちたいというその思いには応えたいとは思うけれど、あんまり人が触れてもいい領域ではない気もしています。
諦めろというのは、傲慢なのかもしれないけれど。それでも、不妊治療は、自分の精神や肉体をつぶしてまですることではないというのが、今の時点のわたしの判断です。
いや、それは、この本のお話からはちょっとずれているか。

人工授精という枠の中に、「デザインベビー」、「不妊治療」、「家族」などいろいろな問題が入っていて、それが問題を難しくしていますね。

デザインベビーが、デザイン通りじゃなかった時にそれをうけとめることができるのか。もちろん、普通に産まれてくる子たちですら、すべて受け入れられているわけではないのに。

じゃあ、妊娠を免許制かなにかにして、ちゃんと育てられる人だけに許可するのか?それも、違うよねぇ……。
それもなんか、優生学的なにおいがする気がする。

基本、子どもが生まれるのは良いことだと思っているんです。
どんどん生まれて、どんどんしあわせになって欲しいんです。
保証なんか何もないこの世の中だけども。

生まれてよかったのかどうか、決めるのは自分。
生まれてこなければ、それすら、決められない。