ザーガランド
「記憶力ゲーム」苦手と言いつつ、「にわとりのしっぽ」や、「ハンカチ落とし」は、大好きなのですが、けっこう「ゆうもあゲーム会」では、遊ばれているのに、わたしが逃げているゲームというのも、あります。
それが、この「ザーガランド」です。
今まで、1回だけ遊んだことがあります。そして、それ以来、このゲームを持っている子どもの周りには近づかないという……。
これ、メチャクチャ元気なときでないと、苦しいです。
で、なぜか、落ち込んでいる今回これを遊ぶことに。
「前、これやるって、約束したでしょう!」
常連の子どもに責められました。
そ、そんな約束、したっけなぁ(泣)
子どもには、弱い。
遊んだのは、多分、子ども3人とお母さんとわたしの5人。
きれいなボードと、かわいい立ち木。けっこう子どもの心を惹きつけるコンポーネントです。
まず、ゲームを始める前に、ボード上に木を配置します。
木の根本には、宝物が埋まっておりまして、木を裏返すと宝物が見える仕組みになっています。
木は、ランダムにおかれますので、遊ぶたびに宝物の位置はランダムに変わっていきます。
この木の下の宝物のうち、王様が欲しがっている3つの宝物の場所をお城で報告した人が、勝ちになります。
ゲーム開始。
まず、お題のカードがめくられます。これが、今回、王様が欲しがっている宝物です。
宝物は、グリム童話に出てくるアイテムで、「シンデレラのガラスのくつ」とか、「赤ずきんちゃんのずきん」とか、日本人にもなじみ深いものもあります。でもなかには、「ルンペルシュティルツヒェンの話」とか、聞いたことないようなのもいくつか……。
そして、多分ですが、今の子は、わたしの子ども時代よりも童話って知らないんじゃないかい?
プレーヤーは、サイコロを2こ振って、どっちかの出目の分だけ、自分のコマをボードのマスにそって進めることができます。
立ち木のあるマスに止まったら、他の人には見えないように、そっとその木の下の宝物をのぞくいて覚えることができます。
お題のカードと同じ宝物を見つけたら、王様に報告するためにお城に向かいます。お城にたどり着いた人は、どこに宝物があったかを報告します。
報告が正解していれば、そのお題のカードをもらうことができます。
はやく3枚のカードを集めた人が勝利します。
ボード上、どこに進んでもいいスゴロクですので、全ての立ち木のマスに止まって、全部覚えちゃってからお城に向かうということもできますし、いきなりなんにも見ずにお城に向かって、当てずっぽうで立ち木を示すということもできます。ただし、お題の数は13種類ですから、それで正解する確率は少ないですけどね。
サイコロの目がゾロ目だった場合は、3つの魔法のうちから1つの魔法を選んで使うことができます。
- 好きな木の下の宝物を自分だけ見ることができる魔法。
- お城のそばまで一気に移動することができる魔法。
- 王様のお題のカードを変更することができる魔法。
この手の記憶ゲームが、難しく感じるのは、多分、ゲーム中に記憶以外のアクションが入ってくるからだと思います。
サイコロを振って、移動するだけの動作なのですが、これがあるのとないのとでは、記憶のしやすさが微妙に違います。
子どもとゲームをするときに大切なのは、大人と一緒になって楽しむことだと思います。
でも、今回は一緒に遊んだ子たちにはとっても悪いことをしたのですが、わたしがこのゲームを楽しんでする精神状態ではなかったのです。
そのせいもあって、ちょっと、後半部、だれてしまいました。
そうでなくても、後半部、だれやすいゲームだと思うのですが……そうでも、ないかな。
あと、ゾロ目の魔法が出たときに、子どもたちが全員、「お題カードの変更」ばっかりしていたことも、だれちゃった原因だと思います。
最初に「カードの変更」をしたら、みんなに以外とウケちゃって、ウケ狙いで「カードの変更」が続いていたのですが、そのうち、だれてきちゃって、自分たちがなんで「カードの変更」をしているのかも判らなくなってきちゃったりして……という感じですな。
↑ このあたりも、体調がよいと、上手にアドバイスをして、ちゃんとした楽しいプレーの方向に子どもたちを誘導できると思うのですが、今回は、「うむ。好きにするさ」とか思ってしまっていたわけですな。
そして、ダレてくるしいので、終わらせに入る大人ダメプレーヤー。
下半分の立ち木の宝物6個ぐらいだけ覚えて、あとは、お城の周りをブラブラ。魔法の「カードの変更」で、自分の知ってるカードがめくられたら、一気にお城に入ってカードを稼ぐという作戦。
あぁ、今回の唯一の収穫は、宝物は全部探すんじゃなくて、6つぐらい覚えたらあとはお題のカードの方を宝物にあわせるということかな。
うむ。せっかく遊んでくれた子どもたちには、ちょっといい印象を残せなかったかもしれない。それが、残念ですねぇ。
元気なときだったら、もっと楽しく遊べると思うので、元気なときに再戦しましょう。
Ravensburger ザーガランド
/ 河田
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