日出処の天子1 完全版
「トコロテン」。
やっぱり、このころの山岸 凉子の絵柄が最高だわと思いながら読んでました。
カラー絵も見ることができて、大変嬉しいです。
昔読んだときは、不気味で、大人びた、厩戸皇子という印象だったのですが、大人になって読み返してみると、彼の幼さがしっかりとかかれているなぁと思いました。
賢さと幼さの間で、ものすごくゆれている感じがします。
完結編の後のⅠ冊。
まあ、子ども相手にバットエンドはしのびないと栗本 薫が思ったそうな。
それなら、「真夜中の天使」だって、「翼あるもの」だって、子どもだったろうと思うのですが、そこは、作者が年をとってキャラクターを見る目が変わってきたということなんだろうなぁと思います。
元々、栗本 薫の考えていたエンドは、実は前回で夢オチにされていた部分(バッドエンド)ではないかとちょっと疑ってみたりもしています。だとしたら、ひどい。
まあただ、この展開だと、竜一だけがいらなくなっちゃわないかとちょっと不安になってしまうし、ストーリーとしては、ぐたぐたになっているとも思うんだけれども。
それでも、こっちの路線の方が、わたしは好きです。
まあ、年の終わりにですから、ハッピーエンドがふさわしいと思います。