Y十M6 柳生忍法帖
死を賭してそれを言いに行くか~。
でも、それ以外には、助ける方法は、多分ない。
最期の笑い。
熱い。
4人バスケットボールの経験者で、1人が穴。これは、「スラムダンク」でも、一緒のパターンでした。
でも、「スラムダンク」の場合は、その1人が主人公ということで、かなりドリームな展開も許されていたと思います。
でも、このマンガの場合は、本当に、穴な感じです。リアルだ。控えにいた人間が、ちょっと試合に出ただけでも、ものすごく疲れてしまうというリアルや、やっぱり、活躍できないというリアル。
そして、
「それでも、充分なことは出来ないけれど、3分間だけでも、自分のできることを精一杯しよう」
と思うことのリアルが伝わってきて、すごくいい。
しかし、勝てるのか?
試合は続きます。
あとがきを読んで、やっぱり、バスケットボールのマンガをかく人にとって、「スラム ダンク」というのは、大きい存在なのだなぁと改めて思いました。
たしかに、「スラム ダンク」が、最高峰なのは、誰もが認めるところですが、でも、それ以外の方法でアプローチするマンガが、たくさんあっても、わたしは、やっぱりいいと思います。
そうやって、バスケットボールの裾野が広がっていくことは、バスケットボール好きにとっては、嬉しいです。
本当に、この人たちが、インターハイを目指さなければならないかどうかという問題も、そのそれぞれの物語のなかで、解答が出てくると思います。