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新帝都物語 下 維新国生み篇

なんか、荒俣 宏の小説も、どんどん派手になっていて好きです。

相変わらず歴史上の有名人から総袋だたきにあう加藤。実は、かわいそうな人なのではないかと思ったりもします。そして、明治になってすぐに復活。いそがしすぎる人だ。そこが、なんとも滑稽でおもしろかっりする。

加藤という存在そのものは、たがみ よしひさが、「滅日」でかこうとしていたものと同じなのではないかと感じました。人のフラストレーションがたまると、彼が暴れて倒されることで、それが解消されるみたいな。

……やっぱり、かわいそうな存在なのかも。まるで、生け贄になる聖者のようですらある。

荒俣 宏
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2009-08-25
 

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新帝都物語 上 維新国生み篇

「新」とかついていますが、舞台は過去です。

明治維新の時代の魔人加藤。えっ、そんなんあり~。でも、ありですよ。

メインのストーリー自体は、帝都物語の焼き直しっぽいところも多いのです。加藤、あいかわらず女に弱いです。
が、この小説は、ストーリーだけが読みどころではないのです。ウンチクがメインなのです。多分。
それが、やっぱり、面白い。

今回は、国生み神話における定規とコンパスをめぐる冒険です。
こういうネタをしゃべらせたら、荒俣 宏、本当に、天下一品です。

荒俣 宏
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2009-08-25
 

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新世界

「ジョーカー・ゲーム」とかをおもしろそうと思って見てました。まだ、読んでないけれど(笑)
で、文庫になっているのから読んでみようということで、こっちから、読み始めました。

実は、スパイもの(「ジョーカー・ゲーム」のことですね)とかは、なんとなく軽い印象を持っていたのですが、けっこう重たいお話でした。
当たり前といえば、当たり前。テーマが、原爆で、軽いというのは、ちょっとありえないか??

この人も、見てきた様な、その場にいた様な嘘をつく人ですね。素敵です。
科学者や、当事者たちが、本当に、これぐらい悩んでくれていたら……。まあでも、きっと、「実験」はしたくてしょうがなかったんだろうなぁと思います。

しかし、この話を日本人が書いているというのが、ものすごく皮肉です。

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けっこう仮面3 美しき獲物たち

最後のオチのわけのわからなさが……。すごい。

そして、最終話は、「輝く季節の中で」。1978年代に、この感覚ですよ。
つくづく、後世に、影響をあたえているなぁと。

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鴨川ホルモー

メガネをかけた栗山 千明ちゃんのビジュアルを見たときから、メチャクチャ気になっていた「鴨川ホルモー」でした。
自分のなじみがある京都が舞台だし。

まぁ、映画のCMとかを見ていた感想としては、おバカなお話なのかなぁと、高をくくっていました。すいません、見くびっていました。

もう、メチャクチャにおバカで、面白すぎるぐらいに面白い、青春な、大嘘つきな、でも、なっとくの物語でした。

久方ぶりに小説を読みながら、爆笑しました。そんなアホな~。
でも、でも、なんか、無理な展開が、理屈にかなっている気がするんですよねぇ。

なんというか、上手につかれた壮大なアホな嘘って、思わず、自分もそれにのってしまいたくなることって、ありませんか?
わたしは、この嘘に、のってしまいたくてたまらなくなってしまいました。

「なんか、祇園祭で、毎年、そろいの浴衣で新入生連れてる大学生がいるよね。あれ、実は…」

とか、

「上賀茂神社で、奇声をあげながら裸で踊り狂う集団を見た。あれ、実は…」

とか、

「オレの兄貴は京産大の出身で、『玄武組』っていう謎のサークルがあって……」

とか、

「京都のまん中で、ホルモーと叫ぶ人を見た!」

とか、メチャクチャ言いたくなるのですが(笑)

それはやっぱり、自分の見知った風景であるということも大きいとは思うのですが、それを差し引いても、絶対に面白いぞ。

そして、これだけおバカなお話にもかかわらず、青春で、スポコンで、どこかで、「あるある、そういうこと」と思わせてくれる。

これは、最高の嘘だ。

読んでる最中に、たまらなくなって、「鴨川ホルモー」の映画のサイトにいって、予告編なんかを見ました。
そうすると、

なんじゃこりゃ?味方同士で戦ってるやん?

みたいに思ったのですが、これもちゃんと、小説読むと、理由がわかりました。奥が深い(…深いのか?)

小説も良かったですが、映画は、映画としての動きの良さ面白さもプラスされている感じですね。
そのうち、DVDを借りてきて、見てみよう。

万城目 学
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2009-02-25