機動戦士ガンダム THE ORIGIN 4
「シャア、謀ったな」
の4巻目。
ガルマとシャアとの関係なんかも、子どもの時に見ていたのとはちょっと違うところも見えて楽しいです。シャアが、ガルマの境遇に嫉妬しているところもあるのかなぁと思ったり。
人間のこまかいところは本当にうまくて、特に、カイさんとセイラさんの関係というか、やりとりがいいなぁと思います。
特に、ドラマとして最高峰の「再会、母よ」あたりですので。
いー感じに、ギスギスしているわぁ。
こういう、細かい芝居をかかせると、安彦 良和は、天下一品だなぁ。
逆に、大局を見た盛り上がらせ方なんかは苦手なのですが、ガンダムの場合、大きな流れがしっかりしている富野 由悠季原作なので、両方の長所が活かされている感じです。
それは、安彦 良和よりも、ちょっと小粒になるけど、美樹本 晴彦もそうですねぇ。
やっぱり、絵をかく人というのは、細かいところが気になるんでしょうか。
そして、アニメでは雑だった部分が、丁寧にかけています。
まあ、ホワイトベースが大気圏内を飛んでいるという不自然さは仕方ないんですけどね。
でも、人間のこまかいところは本当にうまくて、ジオンの兵隊さんと降りた人たちのからみが、良かった。