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蟲師5

だんだん、単純なお話ではなくなってきていますねぇ。村全体をまきむみたいな大きなお話も多くなってきた気がします。

それでも、ルールと情と両方によりそってやっていっている感じがいいですね。

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蟲師4

なかなかない雰囲気ですが、あえて似ているかもしれないと思ったのは、「百鬼夜行抄」かなぁ。
「夏目友人帳」ほど、人間側にしっかり足をつけられない感じとか、ふわっと時代を超えてしまう感じとか。絵柄も全然違うんだけれども、なんか、雰囲気が重なります。

まあ、なんとなく感じるだけで、これはこれで、本当に独特のお話だと思います。
題名も、なんとも綺麗で好きです。

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蟲師3

そろそろ、大きなお話が動き出してもよさそうな巻数だと思うのですが、まったくそんな感じはないですね。
そして、それでいておもしろいというのは、貴重かも。

背負っているものがないわけではないので、長編もいけそうですが、どこまで短編連作にこだわっていくのだろう。

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蟲師2

どうしようのないものに対しても、情は湧く。
せつないお話です。

蟲に意識があったのか、本能なのか?
人間だって、自分が生きるために、そう信じ込んでいるだけかもしれない。

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蟲師1

虫ではなくて、蟲というのが、なんというかワサワサしていて気持ち悪い感じでいいですね。
まあ、「蟲」から、もっと生理的な嫌悪感があるもののお話かと思っていたけれど、どっちかというと妖怪譚な感じでした。

「旅をする沼」が、すごく好きです。