ぴーたーぱん/ジャングルブックほか 藤子・F・不二雄大全集
藤子・F・不二雄の童話集。
物語で、子どもが理解できないところは、本当にバッサリ切っています。
師匠の手塚 治虫のマンガを読むと、けっこう難しい感情の動きだったり、設定だったりも平気に書いているけれど、F氏のマンガは、子どもにとっておもしろいところだけを抜き出そうという意識が高いです。
うーん、読者の層が、微妙に藤子マンガの方が低い感じなのかなぁ。
多分、今の子どもが読んでもおもしろいと思います。
2010年代の年刊日本SF傑作選「結晶銀河」を読みながら、並行して、こっちも読んでいました。こっちの方は、まだ、ワンアイデアで赦されるようなところがあります。まあ、時代的に読み手も育っていなくて、いろんなアイデアを詰め込んでも、理解されなかったりしたのだろあなぁ。
その分、単純にできていてシンプルにおもしろいです。そして、SFのおもしろいところって、この時代から大きく変わってはいないのだなぁと思いました。
最大の収穫は、星 新一の「解放の時代」ですねぇ。わたし、星 新一、かなり読んでいるはずなんですが、こんなん書いているとは、まったくしらなかった。
爆笑しながら読んでいました。
しかし、これ星 新一としては、絶対隠しておきたかったヤツのような気もします。
半村 良の「H氏のSF」とかも、ただ酒場で馬鹿話するだけ。それでも、あぁ、コレでいいんだと思いました。オレが書くのがSFって感じですねぇ。
難しかったのは、荒巻 義雄の「大いなる正午」。やっていることは、土木工事なのに無茶しすぎ。
なんか、物語としては「男のロマン」みたいなのが多い気がします。時代かな。そういえば、ここには女性作家は1人もいませんねぇ。