ぼくの孫悟空3 手塚治虫文庫全集
いきなり、三蔵法師が作者と交代しちゃうという、メタな展開。
凄い。これは、新しすぎる気もするけれど、その頃の演劇のおおらかさが出ているのかもしれないとも思ったりしました。
人気キャラは、お話と関係なくても、時代すらちがっていても、ちょっと出てきて、去って行くみたいなおおらかさがあったらしい。よくは知らないけれど。
まあ、今読むと読みにくさはあるけどね。そして、西遊記特有の問題として、後半は、おもしろくするのが難しい。
あぁ、これが、大塚 康生さんが言っていた孫悟空かぁ。
見る角度が違うと、見えるものも違っているのは当然なんですが、こうやって、いろんな方向から見るのは楽しい。
まぁ、このあたりの主張は、あっちが正しい気がします。なによりも、多分、手塚 治虫、忙しすぎ。
あと、エピソードとしては、おもしろいもの順にかかれているのだと思います。小粒なエピソードが多くなってきた気がします。
彼の海賊版に対する対応が、美談として語られるのは構わないのですが、それができないからといって、他のマンガ家を決して非難してはいけない。
えっ、これで終わり??
続きがあるんでしょうか??
人間・三蔵が完全に浮いちゃったかたちになってしまいました。
うーん、この前、
「なんで西遊記のラストを誰もおぼえていないのか?」
というお話をなにかのあとがきで読んだけど、それを考えるとこれが正しいのかも。
打ち切りくさい気もしますが。
というか、ラストの2ページの三蔵が、人間・三蔵ならば、もっとちゃんとおさまったと思うのだが……。
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小池書院
発売日 : 2005-02
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三蔵編。これで、それぞれの前世(?)の話は終わりかな。
しかし、最初の親父・三蔵でも、観音様の女・三蔵でもない謎の三蔵になっています……。
なんじゃこりゃ?どうする気だ?
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小池書院
発売日 : 2005-02
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この八戒編は、けっこう好きです。
とくに、人として認められていくところ。地湧夫人の最後が泣かせます。
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小池書院
発売日 : 2005-01-20
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