姑獲鳥の夏 文庫版
「うぶめ」で変換して、「姑獲鳥」がちゃんと出てきたのでビックリした。
今回、この分厚い本を買ったのは、マンガ版の「魍魎の匣」がけっこう面白くて気になったからでした。
ねぇさんが先に読んで、
「面白い、面白い」
という感想は聞いていました。
で、読んで、あっという間に100ページ目ぐらいまできて、
「これは、面白い!!読んで、正解!!」
とか思って、ハッと気づく。
まだ、この話、古本屋の店先で、京極堂のウンチク話を聞いているだけだ……。
でも、このウンチクこそが、この物語の肝であり、この分厚さが必要な゜理由であり、トリックの根本でした。
なんか、「哲学的な何か、あと科学とか」を読んでいるときと同じような楽しさにあふれております。
しかし、京極堂は探偵じゃないし、なんかビックリすることが一杯でした。上手に騙された感じです。こういうミステリーは、好きです。
映像化されているなんて、まったく知りませんでした。
でも、知世さん……けっこう、はまり役かも。