ふふの闇2
紫期音麿、ずっととらえられたままです。
誰も、助けに来ず。
ひどい話やなぁ~。
完結編。
コミックで出ている「最終戦争シリーズ」は、これでほぼ全部読めます。後は、同人誌の小説を読んでいくという修羅の道に(笑)
小角のカトマンズ・パトロール日記になってから、大好きだし面白いんだけれども、展開はものすごくスローリーになっています。それが、ずっと今読んでいる「パトロール伝説」まで続いている感じ。
まあ、今まで、大きなストーリーでグイグイ読ませていたのですが、小角というキャラが出てきて、心の微妙な動きを追いやすくなっているのかなぁと思います。
小角って、けっこう、大雑把な人に見えて、繊細だからなぁ。強いけど。
たしかに、ヒーローだなって思います。
ちょっとずつ、知り合いや友だちが増えていく展開が、けっこう好きです。
そして、バーツマコも、ずっと後悔をし続けていたというところが、ハッとさせるところです。
みんな真面目だから、星野をはじめ、背負いすぎるんだよなぁ。
ソマの戦士、ハヌマン登場。
八万も大好きだったので、ハヌマンも大好きです。かっこいいと思いません?
普通、人間の部分が人類に恋したり味方して、妖魔の部分は……という感じなのですが、唱の場合は逆みたい。
しかし、ハヌマンは、唱そのものに恋しているのですが、心にはそんなに興味はない?そのあたりは、どうなんでしょうね。
このあたりから、この前読んだパト伝の月のシリーズまで、話が進んでいない感じがするんですよねぇ。
まあ、小説で、一通り状況を話さなければならなかったということもあると思いますが。
でも、今読むと、星野が小角に頼りたいと思っているのが良くわかる。唯には頼れるけれど、多分、唯や星野ではなくて、もっと若い人間に後を託したいと思っている。
そのあたり、唯のスタンスが、けっこうドライだなぁ。
パトロール森夜、マンガでは初登場かな。
星野が笑を見つける話。
子ども時代の星野、かわいい。
しかし、小説版を読むと、メチャクチャ危険人物です。よくぞ、まっとうに育ったなぁ。
小説では、このあたりのシェルチェン家と大和移民の関係が、また元にもどっている感じです。
まあ、もしかすると、このあたりと並列な時代のお話なのかも。
ジャッカルと小角という、けっこう意外な組合わせ。
実は、ジャッカルが、セラフィムとかだったらおもしろいなぁと思っていますが、さすがにそれはないか。
成長してパトロールスクールに入るジャッカル。
大人は不老方で年取らないけれど、子ども達は大きくなっていく。そこも、けっこう好きなです。
ジャッカル出自って、実はけっこう謎ですよね。
まあ、これから語られることはない、あの時代にはけっこういる子どもの1人なのかなぁとも思いますが。