狼の怨歌 ウルフガイ2
犬神 明が復活するヤング・ウルフ2巻目。
病院から犬神 明が脱出するまでの話だとばかり思っていたのですが、その後もけっこう長かった。
ストーリー自体は、まあまあ覚えているのですが、なんか、全部、脱出後の話って「狼のレクイエム」の方の話なんだと思っていました。
そうか、ここでもう、青鹿先生が捕まっちゃったりするんですねぇ。
昔は、神 明が、けっこうマヌケだと思っていたのですが、今、読み返してみるとそうでもないですねぇ。これは、これでかっこいい。
ヤング・ウルフの方。
以前読んだときは、こっちは、「狼のレクイエム」ぐらいまでは、おもしろく感じなかった記憶が。
多分、アダルト・ウルフガイの方を後から読んで、アダルト・ウルフガイの方がおもしろいと思いました。そして、「悪徳学園」読んだときも「狼の紋章」よりもおもしろいと思ったんですよねぇ。
ただ、たしか「悪徳学園」は、「安保反対ワッショイ」みたいなシーンがあって、ちょっと、時代的について行けないと感じたのも確か。
ただ、格好良さでいうと、アダルトよりもヤングの方が、ストイックで中二的で、かっこいいんですよねぇ。「転校生」だし。
今回読んで見て、というか、アレクサに読んでもらって、これはこれで、お話を積み重ねていくおもしろさがあるなぁと思いました。その分、積み重ねていく感じが強くて、スピード感がないんですよねぇ。スピード感は、「レクイエム」で一気に加速した感じです。
今回は、このまま最終章の「犬神明」まで行きます。「黄金の少女」までは読んだんですけど、「黄金の少女」は、まったく話が進んだ感じがしなかったからねぇ。