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どしゃぶりのひに シリーズ あらしのよるに 4

昔読んだ紫堂恭子さんのインタビューに、

「ファンタジーを書くのは、主題をストレートに表現できるから」

というような発言がありました。

この物語……というか、童話、絵本も、もしかするとそうなのかもしれないと、「どしゃぶりのひに」を読みながら、ちょっと思いました。

自分の信じている、自分の知っている彼。
それから、今までの友だちが知っている、世間の人が言っている彼。

どちらが、真実の彼なのでしょうか?
友だちは、とても親切です。いつも、わたしのことを考えてくれていっています。

「お前は、人がいいから」
「だまされてるんだよ」

わたしの目が、本当に曇っているかどうかなんてことは、多分、だれにもわからないのだと思います。
わたしだって、友だちが、同じようなつきあいをしていたら、きっと、「その人のために」と思って止めると思います。

それとも、痛い目を見るまでは、ほっておくしかないのでしょうか?
で、痛い目を見てから、助けの手を出した方がいいのでしょうか?

友だちが、不幸になることを予想しているのに、それを放置しておくことに、わたしは、たえられるのでしょうか?
友だちは、そうなるまで放っておいたわたしのことを、また「友だち」と呼んでくれるのでしょう?

もちろん、すべては、取り越し苦労かもしれないし、いつか、そんな心配もしたんだよと、笑って話せたら、それに越したことはないんだけど……。

そんなことをぐだぐだと考えてるわたしを飛び越えて、ガブとメイは、とっても透き通った姿に見えます。

ふたりは……

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マンハッタン

先週の週末は、年末のお仕事のピークもとりあえず過ぎたので(その前の周は午前3時とか4時から仕事場で働いていたという…)MMGに遊びに行こうと思っていたわけです。

で、用意万端整えたところに、実家から電話が。

「おい、週末、お寺の引っ越しをするから、手伝え」

命令形で、有無を言わさずですか?
ということで、本家のお寺の引っ越しに行ってまいりました。

まあ、お楽しみは、ここの家は、子どもが3人いるので、うまくいけば遊べるだろうということぐらい。
小4と、中1と、中3です。
中3は、まぁ、受験生ですから遊んでられないかなぁと思いつつ、行ってきましたお寺の引っ越し。

まぁ、ここで、引っ越しの話をしてもしかたないのですが、いつも、いつも、お寺の手伝いで思うのは、「おおっさん働け」ということですな。
「おおっさん」というのは、まあ、本当は、「おっさん」で、えーと意味的には、「お坊さん」ぐらいの意味になるのかなぁと思います。
その寺のメインの人物ですね。
従兄ですが、私ら呼んで働かしているときに、働いているのを見たことありません。
これが、本家と分家の関係というヤツでしょう。

朝もはよからお寺に行ってみると、子ども3人のうちでいるのはなぜか小4の子だけ。
あら~。
中1の子は、クラブ。中3の子は、塾だそうです。

まぁ、仕事仕事。
ということで、午前中は遊ぶ間なんか泣く、タンスを4つぐらい運びまして、そんなこんなでお昼ご飯。

中1の子が、クラブから帰ってきました。

そして、昼からも働いて、えーと、雨がジョボショボしたりして、休憩時間。

やっと遊べる。
ということで、車に積んできたゲーム選びです。
持っていったゲームは、

「そっとおやすみ」、「ダミー」、「マンハッタン」、「エルフェンランド」、「ドラゴン島」、「カタンの開拓者」、「アルハンフブラ」、「アップル・トゥ・アップル」等々。

で、小4の子が選んだゲームは、「マンハッタン」でした。
うむ。ファンタジー系を選ぶかと思ったけど。

中1の子と、小4の子にルール説明して、スタート。

小4の子は、なかなか、積極的に人に絡んできたプレーをしてきます。
というか、兄弟2人でつぶし合い。

1ターン目の点数計算では、漁夫の利でりんが、トップに。
お兄ちゃんの方が、ちょっと沈んだ感じで、かなり差がでてきました。

2ターン目。
さっきの点数計算を間違えていたことに気がつく。

点数は、

  1. 世界一のビルのオーナーに3点。
  2. 各都市でビルが1番多いプレーヤーに2点。
  3. 全てのビルに各1点。

という3種類あるのですが、3番目の全てのビルのオーナーにというのが、入っていませんでした。
それで、よけいに点差が出ちゃったみたいです。

このままルールミスでで点差がひらいたままでは、あんまりにもお兄ちゃんが可哀想だと言うことで、

「練習、終わり」

というと、休憩時間も終わってしまいました。

ということで、お仕事お仕事。
続きができたのは、夕方、夕ご飯前になってからでした。

えーと、全てしきり直してもう一度。

まぁ、今回も、つぶし合いをしてくれれば……。
と甘いことを考えていましたが、なんとなんと、今回は、弟の標的になったのは、りんでした(笑)

1番べったになるのはイヤなので、お兄ちゃんと共同戦線をはって、りんを潰しにきたんですねぇ。

これ、3人でやって、1人が1人を潰しにかかると、勝負見えちゃうところがあるかなぁ。
しかも、今回は、カードがわるくて、わたしの方は全然人とからめない。

ということで、さっきの結果とはまるで逆のお兄ちゃん1位、弟2位、りん3位というけっかになってしまいました。

感想聞いたら、けっこう、おもしろかったみたいです。

うーむ。でも、このたった1時間ほどのプレーのために、この日何時間ただ働きをしたことやら。

子どもがいなかったら行かんかったので、おおっさんは、子どもに感謝するように。

マンハッタン

/ Hans im Gluck


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どろぼうの神さま

「ハリー・ポッター」よりも、「ドラゴンランス」の方がおもしろいと思って、子どもにすすめているわたしですが、「ドラゴンランス」は、児童文学かというと、微妙だなぁと思っています。

今まで、これは最高だと思った児童文学は、「ふたりのアーサー」のシリーズだったのですが、この「どろぼうの神さま」も、それとおんなじぐらい楽しかったです。

この本に書かれていることは、ファンタジーも含めて全部、本当のことのように思えてくるんですねぇ。
それは、言葉のはしばしのさりげない繊細さからくるのかもしれません。
すごく気に入った、使ってみたいと思うフレーズが、いくつも、いくつも出てきます。でも、それらが、ガンガン自己主張をしているわけではないんですねぇ。
そのせいで、不思議な現実味があるのかもしれません。

それから、悪役とよばれる人物でさえ、すごく注意深く書かれています。

わたしは、最後の最後のまで、まさか全員があんな結論に達するとは思っていませんでした。

特に、「どろぼうの神さま」たち。

最後のページで、やられた。と思いました。

人それぞれに、価値観が違って、幸せも違う。
それは、口で言うのは簡単だし、これまでも、いろいろ物語などでも語られ続けてきました。

でも、こんなかたちで、本当に示してみせるというのは、しごくわたしにとっては、ショックでした。

「竜の騎士」も、買いに行こう。

コルネーリア・フンケ,Cornelia Funke
細井 直子
WAVE出版
発売日:2002-04
 

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ルルの館

「宿無しミュウミュウ」という昔話(大正だか、昭和初期だかの話だったと思います)を聞いたことがあって、それに似ているなぁと思いました。

川西蘭は、他の人が書くと陳腐だったり、腹が立ったりするストーリーでも、不思議と、質の良いファンタジーを読んでいるみたいに読ます。
それは、1番大きいのは、文体の問題なのだと思います。こういう文を書きたいなぁと、未だに読むと思ってしまいます。

解説で、飯千恵子が、コワイ小説と書いていたけど、それは、わたしには理解できない。
男だからかな。
とっても、ロマンチックなお話なのだと思うわけですよ。

そして、男だけが年老いて骨になっていって、ルルだけがそのままの姿で館に住み続ける。

ルルの館

川西 蘭 / 集英社(1991/07)


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サイレント メビウス テイルズ 1

とりあえず、これもまたリミックスだったらどうしようと思っていたので、新しいマンガでよかったよかった。

ただ、前の話からわたしの頭の中ではつながっていない。
うーむ。香津美って、死んだんじゃなかったのか???
もう1回、前作を読み直す必要がありそうですね。

ところで、妖魔がいなくなって、今、AMPの面々って、仕事あるんでしょうか?
そういえば、那魅とかは、実家に帰っているようなんですが。

実は、話が全然理解できてないかも……。