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今回も、はじめてのご家族が何組か。
はじめてのご家族、それから、とっても小さい子をお連れのご家族は、ご家族で遊ばれることが多いです。
慣れてくると、子ども同士や、ご家族同士も知り合いになってきて、いろいろな輪のなかに入って行かれるのですが、それには、ちょっと時間がかかります。

そういうご家族に、みんなで楽しめるゲームを紹介するのも、スタッフの役目です。
インストをしたり、一緒に混ざって遊んだりします。
「うつぼゲーム会」になれてきて楽しいんでいる子どもは、そういうご家族の中にも、遠慮なく入ってきてくれます。そういう子がいるから、ご家族も、

「あぁ、家族そろって遊んでなくても、子ども同士でも遊べるんだなぁ」

と思ってくださることもあるようです。

リトルゲーム・ジュニア・ポーカー

今回、小さい子も一緒に遊べるようにということで、初お目見えしたのは、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」です。
「そっとおやすみ」と同じくハバ社のリトルゲームシリーズの最新作です。
なんと、「ポーカー」の簡易版です。

このゲーム、原題は「ジュニアポーカー」なのですが、訳題はただの「ポーカー」です。
ほんとうだと、「そっとおやすみ」と同じ様に「ポーカー」と書いておけばよいのですが、そうするとトランプでするポーカーと見分けがつかなくなりますので、このサイトでは、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」とシリーズ名もつけて紹介しておきます。

さて、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」ですが、普通のポーカーとどこが違って、とう簡単になっているんでしょう?
ちょっと見てみます。

まず、カードの種類です。普通のポーカーは、もちろん52枚のトランプを使って遊びます((たまにジョーカーを入れて53枚で遊んでいることもあります))。でも、<b>「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」</b>は、なんと4種類しかカードがありません。トランプでいえば、スペードとか、ハートとか、ダイヤとか、クラブとか、スートの違いはあるけれど数字の違いがないような感じです。

手札は、両方とも同じように5枚で遊びます。
ということは、カードの種類が4魔手類ですから、5枚配れば、必ずどれかのカードがワンペアになっています(笑)
もちろん、数字が絡むストレートや、ストレートフラッシュ、ロイヤルストレートフラッシュなんて役はありません。

ワンペア
ツーペア
スリーカード
フルハウス
フォーカード
ファイブカード

役はこれだけ、下へ行くほど強い役です。
遊び方は、段階を踏んでいろいろあるのですが、今回は、3歳ぐらいのとっても小さい子とお母さんと遊ぶということで、1番簡単なルールで遊びました。

1番簡単なルールは、上に書いた「役」すら使いません。
プレーヤーは、ひたすら同じカードを何枚集めるかだけを競い合います。

5枚配られたカードを見て、自分の手番に1回だけ好きな枚数チェンジ出来ます。
この1回だけというところあたりが、日本でわたしたちが遊んでいるポーカーとはちょっと違うところです((手札の役がそろって誰かが「ストップ」というまで何回でもグルグルまわる遊び方が多いのではないでしょうか?))。今まで、わたしがあそんでいたこのゲームは、お子ちゃまポーカーですか?
この1回だけというのは、多分、海外の正式なポーカーが手札で役を作っていくことよりも、チップのやり取りの方にゲームのおもしろさをおいているからだと思います。
だから、できるだけチップのやり取りの部分が多いようになっているわけですね。わたしがする日本のポーカーは、チップ使ってやることは少ないので、自然とルールが「51」((「トランプゲーム」で、自分の手札をポーカーのロイヤルストレートフラッシュの役にそろえるゲームです。手札の交換は1枚か総入れ換えしかできないなど、ちょっと「ポーカー」とは違う感じのゲームです))みたいに変わって来ちゃうのだと思います。
そしてこの「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」も、その正式なポーカー流れを引いているわけですね。
「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」でも、上級ルールは、チップ(のかわりの「食べ物カード」)を賭けていくルールになっています。
でも、今回は、1番そろった手札だった人が、1枚「食べ物カード」をもらえるというルールで遊びました。

これは、3歳くらいでも簡単です。
なんせ、手札を見て、そろっていないカードを捨てて山札から取るだけですから。
3枚ぐらいは、けっこう簡単にそろいます。
ちょっと単純すぎるかなぁという感じもしますが、最初は、こんな感じでもいいのだと思います。

そろったカードの数が同じ場合は、カードの模様によって強さを比べます。
この強さ比べの時に、自然に、「ツーペア」とか、「フルハウス」のような考え方を入れていって次第に「役」のあるポーカーにステップアップしていくことも可能です。

なかなか、小さい子用のゲームとしては、よく考えてあるゲームでした。
ただ、プレーに使うカードと、チップとして使う「食べ物カード」と、カードの強さを参照するカードの3種類あるのですが、全部いっしょのデザインなんですね。
せめて、混ぜて遊ばないカードは、バックの色とかかえてくれるといいのになぁと思います。

これは、「そっとおやすみ」のおねむちゃんカードにもいえることですけどね。

ハンカチ落とし

最近、お気に入りの「ハンカチ落とし」です。
アミーゴの新作のなかでは、わたしが買ったのは1番最後だったのですが、実はこれが1番遊べるゲームかなと今では考えています。
まあ、もっと小さい子には、「いろがごちゃませ」とかも、かなりオススメですが。

でも、ルール間違えまくっているこのゲームです。
今回のゲーム会で、やっとこさ、しっかりとしたルールでインストすることができるようになりました。

まず、前回の「ゆうもあゲーム会・京都」では、終了条件をしっかりしないまま遊んでいました。
記憶ゲームですから、カードを全部なくなるまでやっていたら、苦しい苦しい(笑)。

今回は、そのあたりをしっかりインストして、スタートです。

「おっ、めくられたカードにたどり着きました。それでは、表になっているカードを全部もらってください」

なくなったカードの分、4枚めくってと。

「これ、6枚そろえたら、勝ちなくですよね。けっこう簡単にそろいませんか?」

とお母さん。

「いやいや、でも、新しいのを一気に4枚も覚えなあかんからなぁ、けっこ大変やで」

とフォローしてくれるお父さん。
通りかかった、ベテランスタッフがそれを見て、

「ルール違っているよ」

あれ?
どうやら、もらえるのはたどり着いたカード1枚だけのようです。
そして、だから、常に変わるのはカード1枚だけ。でも、そのカードが示す次のカードは前回とは変わってくるので、少しずつパターンがかわっていくわけです。

ちょうど、お昼ご飯なので、一旦ゲームはそこまで。
お昼から、ちゃんとしたルールで、再戦しました。

このゲーム、何回もやって、どんなカードの種類があるのか覚えれば覚えるほど、難しくなっていく種類のゲームです。
以前遊んだ記憶と、今、遊んだ記憶がゴッチャになります。

あいかわらず、この手の集中力は、まったくないわたし。
前の人が、次の人のスタート位置を決めることができるので、子どもと一緒に遊んでいるときや、極端に実力が違うときは、わかりやすい場所からスタートしてあげるということで、ある程度の難易度も変えられそうな感じです。
ただ長考型のゲームなので、制限時間をもうけるとか、4人ぐらいの少人数で遊んだ方がいいかなぁと思いました。
今回は、5人で遊んだのですが、ちょっと待ち時間がながかったかな。待ち時間の間も、しっかり見ておかなければならないゲームなんですけどね。

そういえばこの日、「ザーガランド」という記憶ゲームも遊んだなぁと今思い出しました。
あれも、ゲームが進むにつけて、わけがわからなくなっていました。
お母さんが、ダントツトップで、勝利されています。
けっこう、記憶系のゲーム、お母さんや、女の子が勝つ率が多いような気がします。

楽しいんだけども、記憶系のゲームって、1日に2つも、3つもやるもんではないかもしれませんねぇ。

と言いつつ、「プレイスペース広島」さんで、「にわとりのしっぽ」を秘かに購入したわたしでありました。

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7月31日(木)。
午後から、仕事がお休みだったので、1度行きたいと思っていた京都の「トーイハウス童」に行ってきました。

事前に下調べ。
自動車で行けるかどうかというのが、けっこう重要です。
Webサイトの紹介には、駐車場6台分とかいてありますから、多分大丈夫でしょう。

方向音痴で苦しんでいるわたしですが、最近、強い味方ができました。それは、カーナビ。これさえあれば、もう迷いません(車に乗っているかぎりは…)。
実際、6月の「うつぼゲーム会」に自動車で行くことができたのも、このカーナビのおかげです。なかったら、そんな無謀なことはしなかったと思います。

サイトで、電話番号をメモして、自動車に乗ります。
電話番号を入力したら、目的地の場所を示してくれる優れものです。

で、ナビに電話番号を打ち込むと……。

「登録されておりません」

と殺生な声(笑)

もう1回、部屋に戻って、ネットでサイトを呼び出して、住所をメモします。

ナビに住所を打ち込んで、出発進行です。

「トーイハウス童」京都店は、上賀茂神社の近くにあるお店です。
意外と細い道を通っていかなければなりませんので、自動車で行くのはオススメしないかな。でも、駐車場とかはしっかりとありますので、車の置き場所にこまるということはありません。

扉をあけてなかにはいると、木のおもちゃがたくさんならんでいます。
わたしが行ったときは、平日の昼ということで、お客さん、お店の方、両方ともお店のなかにはおられませんでした。

なかにはいるとドアチャイムがなって、奥からお店の方がカウンターに出てきてくださいました。

平日の昼におもちゃ屋にいるあやしい男(笑)

ゲームのたなは、入って左側の一角でした。
テーブルがあって、そこで、あそんでみることが出来ます。

「説明させていただきますが……」

とは、お店の方の言葉です。
とりあえずはじめてきたので、どんなのがあるのかよく見てみます。ということで、

「だいたいわかると思いますから、いいです」

まだ、自分がどんなキャラクターか設定していなかった。。今はただの怪しいおじさんです。

ゲーム類は、カードゲームがすごく充実している感じでした。

でも、すっごい目を引く、大きなゲームも飾られています。
木で作った四角い大きな盤。4すみには、丸い穴があいています。
そして、2色のパック。
こ、これは、「カロム」。しかも、彦根カロムではない、多分外国製のカロムですねぇ。
なんか、その前にも、すごい大きな箱があって、どんなゲームかわからないのですが、気になるところです。

「ザップゼラップ」なんかも、「ツァップ・ツェラップ」なんて名前でおいてあります。

2階は、絵本などがおいてあるフロアでした。カーテンで、部屋がしきってあって、向こうには人の気配がありました。
イベントとかする場所かもしれません。

また、1階に降りてきて。
見れば見るほどカロムです。

「いやぁ、わたし、滋賀県から来たんですけど、あれって『カロム』ですよね」

思わず自分から話しかけるやつ。

「はい。外国のもので、日本では『おはじきビリヤード』という名前で売っているんです。
でも、彦根のカロムとちがって、コマガおちる穴がまるくて小さいでしょう。それで、こっちの方がちょっと難しいんですよ。
 どれぐらいの子が遊ぶおもちゃをお探しですか?」

きたっ。定番の質問。
こっちから話をふったら、正体をあかさないわけにはいきませんねぇ。

そういえば、われらが「ゆうもあ」の一階さんは、何回か、ここに来て話をしたことがあると言っていたなぁ。
ということで、今回は、正直に、

「わたしも、一階さんと同じように、『ゆうもあ』でいろいろなご家族と遊んでいるのですが」

というと、

「はい。はい。はい」

納得していただけたようです。

小学生ぐらいの子たちと遊んでいるという話をすると、

「これがオススメですよ」

と「ドット」と「スピード」と「りこうなバウアー」を。

「『りこうなバウアー』は知っています。これって、本当は、4枚そろえないといけないゲームなんですよね」

このゲーム、「3枚同じカードをめくればよい」と日本語のルールには書いてあるのですが、カードの数がどう考えても4枚で1組なんです。
それで、きっと元は4枚で、3枚がヴァリアントルールか何かじゃないかと思っていたのです。

「よく、ご存じで。そうでも、でも、かなり難易度があがるんですよ。だから、3枚になっています」

長年の疑問がとけました。

「ドット」は、うつぼゲーム会でおいてあるところは見るのですが、遊んだことはないゲームです。遊ばれているところも、あんまり見てないなぁ。

「やってみましょう」

ということで、お店の方が遊んでくれました。
いいお店は、これがありますねぇ。ほんとうに、自分のあつかっているおもちゃを大切に、また、おもしろいと思っておられます。

「ドット」は、足し算のゲームです。ちょっと低学年には難しいかな。計算がスラスラできることと、注意深さが必要です。

「スピード」は、トランプの「スピード」とちょっと似ています。2人用のカードゲームで、かなり短い時間で遊べます。
こっちは、りんが子どもと遊ぶのにはピッタリです。

その他にも、サイコロを振って、棒を穴に落としていくゲーム(ちょっと簡単すぎるかなと思いました)などを遊ばせてもらいました。

「小学校ぐらいなら、これもいいですよ~」

と出してこられたのが、カロムの前においてあったすごく大きな箱でした。すごく大きなといっても、もちろんカロムには負けるんですけどね。でも、ボードゲームの常識からするとかなり大きめです。

出てきたのは、円い木の板。木でできた棒。丸いコルク。たくさんの積み木。

???

「これも、楽しいですよ」

机の上に、木の棒を立てます。木の棒の上は、丸いコルクがのるように少しほってあります。そこにコルクをいれて、その上に円い木をのせます。

えーと、小さい頃に、指の上で皿回しとかしませんでしたか?あんな感じです。

「えっ。えーー」

のるわけなさそうな円い木が、コルクの上にあっさりとのったので、ビックリ。
もちろん、ゆらゆらとゆれています。

「この上に、この積み木をのせていくんですよ」

「マジ?」

そんなんすぐ落ちるやろう。と思って、積み木をのせてみます。
上の円い木は、ユラユラゆれますが、平気なんです。

すごいバランスゲームです。
これは、一気に欲しくなりました。

「これは、いくらぐらい?」

買えない値段ではなかったので、棚からおろしてきて、すぐに自分の足下においておく。持ち慣れない大金を持った子どもですな。

このゲームが、「バンプレオ」
実は、バラックさんが欲しがっていたゲームだとは、このときは全然しりませんでした。
そして、ゲームを棚から取ってきた後、また、積み木をおいてみる。

「このゲームは、こうやっておいていく遊び方と、全部はじめにおいておいて積み木をとっていく遊び方ができるんですよ」

全部積み木をおいて、あのコルクの上にのるんでしょうか?スゴイ。

「重たいとコルクがたわむので、のりやすくなるんですね。そういうところも、木で考えてつくってあるんですねぇ」

なるほど。

「ヴィラ・パレッティ」と同じく、背の高いバランスゲームなので、崩れるときは、メチャクチャ派手でした。

それから、思い出す。
「ボードゲーム天国02」に気になるゲームがあったことを。

「森の影」です。
Webをまわっているとこの記事がきっかけで気になっている人、あっち、こっちで見かけます。
このときは、でも、名前をしっかり覚えていなかった。
ここなら、あるか?

「えーと、ゲームで、ロウソクを使って遊んで、ドワーフがでてきて、シュピールグートのシールが貼っているんですけど、わかりますか?」

そのとき、わたしが、出せる情報はこんなけでした。

なんと、こんなけだけで、お店の方、カタログから探してくださいました。

「これは、取り寄せになりますね」

ということは、取り寄せたら手に入る。
うーむ。なやむ。
だってこれ、部屋を暗くして遊ぶんですから、ゲーム会とかでは無理なんですよ。だって、他のゲームやってる人が迷惑ですから。
家で子どもと遊ぶっていっても、夜、子どもがわたしの家にいる状況というのがどれぐらいあるか。
遊べないゲームになる可能性もあります。

ゲームって、ボロボロになっても、コマがなくなったりしても、やっぱり遊ばれてなんぼのもんだなぁというのがわたしの考えなんですね。

「ちょっと考えさせてください」

「はい、お決まりになりましたら、メールでも、電話でも連絡下さい」

というわけで、まだちょっと、迷っています。
「バンボレオ」と「ドット」と「スピード」を購入して、その日は、帰りました。
うーむ。「森の影」。どうしよう。

今度行くときまでには、結論を出したいと思います。
とっても、よいお店でしたので、きっと8月中にもい1回ぐらいは行くと思います。

どうしよう。プレイレポートが欲しいなぁ。

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リトルゲーム・ニャーニャー

2つ目のゲームは、ハバのリトルゲーム「リトルゲーム・ニャーニャー」です。

ハバのリトルゲームは、いろいろなゲームを子どもの遊びやすいように簡単にアレンジしたシリーズです。
シュガレットケースか、アメが入っていそうな小さな缶に、楽しいゲームが詰まっています。

この「リトルゲーム・ニャーニャー」は、カードゲームです。缶のなかは、カードとかわいいネコの顔のチップが入っています。
こういう、かわいいギミックも、すごい好きなシリーズです。

さて、子ども用にカードを作るとしたら、みなさんならどうします?
わたしなら、子どもが見やすいように、わかりやすいようにということで、カードを大きくすると思います。
でも、小学校低学年ぐらいの子どもにとっては、トランプぐらいの大きさのカードですら、大きすぎるのです。
だから、本当は、大きくするなんてもってのほかなのです。

ハバのリトルゲームは、そういうこともきっと考えてあるのでしょう。小さな子でも持ちやすいように、ちゃんとカードも小さめです。
それに気づいたときは、ビックリしました。
わたしは、「リトルゲーム・ニャーニャー」と「そっとおやすみ」しか知らないのですが、もしかするとルール的にも手の中に5~8枚ぐらいしかカードがたまらないゲームが選んであるような気がします。

「リトルゲーム・ニャーニャー」は、「ウノ」にとっても似たゲームです。好きな色に変えられるカードや、次の人の順番をスキップするカード、次の人はカードを2枚引かなければならないカード、いつでもどこでも出せるカードなど、特殊カードも同じ様な感じです。
さらに、特定の人と手札をそっくり入れ替えるなんてカードがありますから、「ウノ」というより「ソロ」という感じもします。
ただし、数字のかわりに、カードにはいろいろなネコの顔が描いてあります。だから、次におくカードは、同じ顔のネコのカードか、同じ色のネコのカードということになります。

手札からカードを出すか、出せない場合は山札からカードを引きます。
そして、手札をどんどん減らしていって、すべての手札をなくした人が勝ちになります。
ああ、そうそう。手札がラスト1枚になったら、

「ニャーーオ!」

と鳴かなければなりませんし、最後のカードを出すときは、

「ニャオ!ニャオ!ニャオ!」

と喜びの雄叫びと、求愛のネコダンスを踊らなければなりません(一部誇張あり)

1回勝つと、1枚ネコの顔のチップがもらえます。
これを2枚集めるのが、ゲームの目的です。

えーと、このゲーム本来、5人用のゲームなんです。
なんで5人かというと、ネコの顔チップが6つしか入ってないから(笑)
やろうと思えば、何人でも出来なくはない。

うーむ。

でも、今回は、バランスを考えて(ちょっと大人数だと苦しくなる)、りんは、インストとアドバイスにまわることにします。
スタッフですから(笑)実はわたしの参加料、今回から免除してもらっています。

それでも、6人いるんですけどね。

ちょっと、「好きな色に変えられるカード」と「いつでも出せるカード」が、どっちがどっちか覚えにくいということもあり(他のカードは、文句なしにわかりやすいんですけどね)、子どもの後ろに回って、カードを見れて、

「これ出せるよ」

という立場は、けっこう役だったと思います。
自分がゲームしながらだと、やっぱり人のカードは見れませんから。

最初は、声出すのに抵抗あった子たちも、やっているうちにワイワイ、ガヤガヤにぎやかです。

「あ、いまラスト1枚なのに、『ニャー』って鳴かなかった!!」

でも、別にペナルティってないのな。このゲーム(笑)
↑ もちろん、上級者は勝手につくればいいわけです。

けっこういい勝負で引っぱって、4、5試合で終了しました。30分~40分ぐらい遊んだかな。

「もう1回」

という、うれしい声も出ています。

でも、次に待っているのは「そっとおやすみ」♪

ということで、次のゲームにGO!

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そっとおやすみ

あれだけ、以前ここで、「気に入った」「気に入った」を連発していた「そっとおやすみ」をいっこうにプレーしている様子がないが?

という、ツッコミを入れられる前に書いておきたいと思います。
「そっとおやすみ」、いい感じでプレーしております。

3年生や、1年生たちとプレーしています。
まあ、欠点といえば、3人以上(出来れば5人以上)人が集まらないとできないところぐらいです。

なぜ、あのいっぱい集まってくる4年生とやらないの?
と思われるかもしれませんが、彼らは、元気すぎてこのゲーム向きな人たちではないのです。
この子たちと一緒にやったら、アクションゲームとま間違えで、カードがペコペコになってしまいます。
現に、この子たちがよく遊ぶ「ヒューゴー」の箱と「ワードバスケット」の箱は、かなりヨレヨレになってしまっています。

ゲームが、「派手に踊りな」とか、「ガンガンいこうぜ」ならば、カードが破れてもこの子たちと遊ぶと思いますが、「そっとおやすみ」とは違うかなと感じております。
多分、子ども、ゲーム、お互いのためだと思うのですが、どうでしょう。

最初にプレーしたのは、3年生の2人と1年生の1人、そして、りんでした。
いつもは、

「ちょっと難しいかな?」

となかなかゲームに参加できない1年生なのですが、このゲームならできそうです。

ルールを説明すると、「うすのろ」を知っている子がいて、

「『うすのろ』と同じやあ!」

の声。それにうなずいて、

「そう。でも、このゲームでは、一番最後になっちゃった人は、この『おねむちゃんカード』がもらえます」

と『おねむちゃカード』を見せてあげます。

「ほしいでしょう。でも、このカードが少ない人が勝ちになります」

このへんで、もらった方がいいのか、もらわなかった方がいいのか、子どもは、少し混乱しています。
ま、どっちでも、いいか(笑)。

なんのカードにでもなるジョーカーが、プレーヤーの人数と同じだけなかに入っていますから、けっこう簡単に4枚集まります。

りんが、4枚そろったときは、こんなふうにやるんだよと、本当に、そっと、カードをふせます。
子どもたち、たいがい自分のカードを真剣ににらんでいますから、3秒ぐらいはおくれます。

カードをそろえるのは、わたしとあと1人の3年生の子が多かったです。
多分、集まらない子は、集まりやすいカードを集めているのではなく、自分の好きな顔のカードを集めていたのだと思います。
だって、ジョーカーもまわってきていましたから(笑)。

そのうち、自分の手番以外のときは、自分のカードではなくて、人の動向が気にできるようになってきました。
3年生の1人は、マイペースで、じっと自分の手札をにらんでいましたが。

どっちが、カードを置くのが遅かったか、判定が微妙なときもありました。
そんなときは、ちょっと、おねむちゃんカードの数を見て、割と自然に少ない方が、

「わたしが遅かったかな」

と引き取っていました。

マイペースな子のところにおねむちゃんカードがけっこういっていたので、わたしは、大人としてちょっと調整します。
そろったカードを取っておいて、その子が気づいていて、他の子が気づいてなさそうなときに、そっとカードをふせたりします。

でも、何回かに1回の割で、それでもふせるのがおくれちゃうんですねぇ。
で、その子の言葉。

「あんなぁ、前なぁ、『うすのろ』したときなぁ、わたしなぁ、『うすのろ』にばっかりなってなってなぁ、さいごいやになって泣いてん。でも、これは、おもしろいなぁ」

ゲームのシステムは、ほとんど同じです。でも、ゲームする人に対する思いの違いで、同じゲームでもやっぱり、印象やおもしろさが変わってくるのだなぁと思いました。
子どもとプレイするときは、やっぱり、プレーする人に対して優しいゲームをやりたいものです。手を抜くとか、そういう意味ではなく。

子どもとゲームをしてみて、改めて気づいて驚いたのは、カードの大きさです。
「そっとおやすみ」は、小さいカードなのですが、それが、子どもの手にフィットしています。
トランプぐらいの大きさだと、大きすぎて1年生とかは持てないのです。
そういうところまで、考えてあるのかなぁと感心しました。

負けた子も、勝った子も、ニコニコとゲームを終わりました。
甘いですか?
でも、勝ち負けをいい加減にごまかすのではなく、勝ち負けは、しっかりとそこに存在しています。
でも、いつもは受け入れにくいその「負け」という状態を、すごく優しく受け入れさせてくれるこのゲームは、すごく、いいゲームだなと思います。

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そっとおやすみ

プロジェクトコア高槻店、ゲームウォークのお話その3です。
でも、「モダンタイム」とか、結構新しいゲームのルールは、うろ覚えで書いていて、しかも、ネットで確かめようと思っても、なかなか、載っていなかったりします。

だから、

「これが、ルールだ」

と真剣に受け止めて、あとから、

「ちがうじゃないか!!」

とおこらないようにお願いします。
あくまで、ゲームするときは、ルールをしっかりと確かめてくださいね。

もう、この時点で、「モダンタイム」って、お金あったっけ?なかったっけ?とわかんなくなっているわたしです。多分、なかったと思うけど……。
わかんないところは、適当にぼかして書いてありますから。

多分、やったのは、「モダンタイム」の方が先です。
でも、この「そっとおやすみ」を先にもってきます。もう、書いている人間の特権で、もってきます。
なぜか?

このゲームを、わたしがめちゃくちゃ気に入ったからです。

もー、気に入った、気に入ったとけっこう言って、それをみかねた持ち主の白紙さんが親切にも、

「そっとおやすみ」ですが、ご入用でしたら買っておきますが?

と「ゲーム雑談部屋」の掲示板No.174に書き込みしてくださったぐらい気に入りました。
2つゲームを紹介するときは、先に書くというほどの気に入りぶりです。

さて、どんなゲームかというと、カードゲームです。
ゲームは、とっても簡単です。子どもたちとも、一緒にできそうな感じです。これが、気に入った理由の第1です。

最初、ゲームをする人数分、カードを調節します。
カードは、何種類かの顔がかかれたカード、ジョーカーのカード、それから、おねむちゃんカード(おねむちゃん。なんてすてきなひびきでしょう。気に入った理由の第2です)があります。
カードの絵は、全部、ふわふわしていて、かわいいのです。これが、気に入った理由の第3です。
顔カードは、プレイする人数と同じだけの種類のカードを使います。4人でするときは、4種類の顔カードを使います。
そして、ジョーカーは、プレイする人数と同じ枚数だけ使います。4人でするときは、4枚です。
そして、顔カードとジョーカーをまぜて、シャッフルします。
おねむちゃんカードは、まぜずに別にしておいておきます。

1人5枚のカードを配ります。顔のカードは、1種類4枚。それにジョーカーが1枚ですから、何人でしてもかならず手札は、5枚になります。

スタートプレーヤーは、自分の手札のなかから、1枚<b>好きなカード</b>を出して隣の人に渡します(いらないカードと書こうと思って、書けなかった……)。
となりの人は、そのカードを手札に加えて、自分の手札から1枚、さらにとなりの人に渡します。

手札のカードの絵柄か、4枚そろったらあがることができます。ジョーカーは、ワイルドカードなので、どの絵柄にもなります。
また、複数あるジョーカーを何枚使ってそろえても、かまいません。

さて、あがれる状態になったら、その人は自分の好きなときにいつでも、「そっと」カードをふせておくことができます。「そっと」。いい言葉だ。気に入った理由の第4です。

あがった人が「そっと」カードにふせると、まわりの人も、自分のカードが集まっていなくても「そっと」カードをふせなくてはなりません。
一番ふせるのがおくれた人は、おねむちゃんカードがもらえます。一番おくれたのに、かわいいカードがもらえるんですよ(笑)。もちろん、気に入った理由の第5です。

そして、次のゲームは、おねむちゃんカードをもらった人からスタートになります。

たしか、トランプで「うすのろのばか」という激しい名前のゲームがあって、それにちょっと似ているのですが、雰囲気は全然ちがうのですよ。その雰囲気、気に入った理由の第6です。

今回は、大人ばっかりの4人でやって、けっこうシビアに遊びました。でも、これ、わいわいがやがやと関係ないことをしゃべりながらやっても、絶対おもしろいと思います。いろんな楽しみ方があるところ、気に入った理由の第7です。

多分、いろんなことを話しながらやったら、自分のカードを見てどれをすてようかと考えたりしているあいだに、みんなが「そっと」カードをふせていて気づかなかったってこともおこりそうです。

わたしは、存在自体が「おねむちゃん」なので(もちろん、これも気に入った理由の第8です)、今回のゲーム会では、一番たくさんおねむちゃんカードをもらっていました。
子どもにはもちろん、大人にも勧めてみたくなるゲームでした。気に入った理由の第9です。

カードが入っている箱が、四角い缶なんです。これが、ポケットにすっと入っちゃうぐらいの大きさで、しかもかわいいんです。クラウンのチップも、かわいいんです。まとめて、気に入った理由の第10です。
「あ・そ・ぼ」には、写真がいっさいないので、わかんないと思いますが、ぜひ、検索をかけて、その箱や、カードや、チップのかわいさを確かめてみてください。

ごめんなさい。取り乱しました。
おっちゃんも、たいがいな年なんですが、顔に似合わずかわいいものにはメチャクチャ弱いのです。はずかしいから、内緒です。じかに顔をあわせたときに、

 「あー、あれ。かわいいもの好きの…」

とか言っても、知らんぷりしますのであしからず。

土曜日。ゲームウォークから帰った後、夜地元の左議長祭(どんど祭です)に行きました。たいまつの用意。
そして、次の日の早朝5時から、たいまつに火をつける。
火が消えて、家に帰って、朝から昼にかけてちょっとねて、昼から。
tsukaさんのページで知ったおもちゃ屋さんに電話をかける。

「あのー、そちらのお店でハバゲームは、あつかっておられるでしょうか?」

げ、元気じゃねえか……。